2008年1月15日火曜日

ターミネーター


Newsには聞いていたけれどすっかり見過ごしていた、「The Terminator / The Sarah Conor Chronicles」を先日偶然観てから、スッカリハマってしまいますた。 FOXチャンネル、今年最大の注目株の作品で、あの名作「ターミネーター」のコナー母子を中心にし、SFXを駆使した超大作の番組です。 これはオモシロイ!!!!

演じる役者は違うものの、ちゃんと、映画前3作を踏まえた状況から始まるのも、マニアに対する配慮が感じられてグー! 「ターミネーター」で一番好きなのは2作目なのですが、パイロット版は、その映画の数年後、1999年に設定されており、その映画の中に登場したキャラ(爆死するエンジニアの家族)とか出てきちゃうのよ。 マニア心、くすぐりまくり。

主演のサラ・コナーには、「300」でスパルタの美しい王妃を演じた女優。 未来で人類を救うリーダーになる15歳のジョン・コナー役は、「ターミネーター3」で主役を演じたニック・スタールに目元が激似の若い役者。 この子があと数年経ったら、きっとニック・スタールっぽくなるよね、と思わずにいられないほどです。 よく、こんなピッタリな子見つけたなぁー、と、ひとすら関心。

このドラマ、タイトル通り、「未来の人類の救世主」である息子を、未来から派遣されたターミネーターからひたすら守る母親、サラ・コナーの物語なのですが、ティーンエイジャーである息子の苛立ちとか、重荷などもちゃんと描かれており、グー。 とにかくオススメ。  あと、敵味方・ガップリ四つの(意味がわかりませんが)ターミネーター同士の無表情かつ、過激な戦いシーンも魅力。 

で、アメリカのTV局っていうのは太っ腹で、最近の番組を惜しみなく、インターネットで無料で配信してくれます。
この番組の視聴も、インターネット上で無料で観れますよ。

http://www.fox.com/terminator/    注意:音声がでます!

右真ん中上あたりにある、青く丸い、”WATCH FULL EPISODES"とかかれているディスク状のボタン
を押すと、ダウンロードの説明が現れます。
なんか、PLAYするのに特殊なプログラムをダウンロードしなきゃいけないみたいだけれど、凄く軽いし、確かに画質も超綺麗なので、変なプログラムをダウンロードしたくない、という人にも安心かな? 

2008年1月12日土曜日

厄介物払い


ニュージャージー州に居た頃に、ダーリンJが購入したこの巨大なホーム・ジム。 そんなの買っても、絶対使わないんだから止めたら? とか、そんな場所を取る巨大なのより、今流行のコンパクトなのがいいんじゃない?と提案するも、なぜかJにはこだわりがあり、「いや、絶対このシステムのほうがいい!」の一点張り。 「それに、これだと懸垂ができる!」という訳のわからない理由も。 $600近くするこのジム、結局組み立てたその日にチョチョっとやって以来、予想どうり後は巨大なオブジェと化しました。 ニュージャージー州からコロラド州に引越しの際は、解体して運んで、さらに組み立ててと、面倒くさい事この上無く、しかも場所を取るので、いいかげんに売るかあげるかして欲しいと頼むも、「でも、いつか絶対必要になる時がくるから・・・」と、口を濁していたJ。

でも、今年の夏オハイオ州に引越しが決まったので、やっと手放す決心がついたようです。 

最初、e-bayで売ろうとしましたが、買い手がつかず断念。 その後、クレイグ・リスト(だっけ?)という、無料の売ります・買いますサイトに載せたら、すぐに買い手が付きました。 買う前に一度実物を見に家にやってきたのは、とてもキュートなメキシカンな男の子2人。 話によると、奥さんが常々、「あんたのそのお腹、どうにかしてヨ!」と文句を言っているようです。 僕には全然イケてる風に見えたんですがねー? で、売値はたったの$250。 ほとんど使用していない新品同様で、購入時の半分以下の値段ですが、僕適にはあの2畳半分のスペースが使える、というだけで万々歳ですYO! 

2008年1月8日火曜日

JUNO



ティーンエイジャーの妊娠と養子縁組を題材にし、単館上映から始まり、スマッシュヒットで今、全国公開の勢いのある映画。 初め予告編見たときは、コメディだとはわかっているものの、題材のせいで湿っぽく、または説教臭い映画かと思いまったく興味なかったのですが、あらゆる批評家が絶賛しているので、見てみる事に。

これはいい映画ですよ、奥様!!!!

なにしろ、主人公のキャラが凄くイイ!!!  幼馴染との一回のセックスで妊娠してしまった16歳の少女を演じるのが、Ellen Page。 サバサバとした、不思議少女を軽快に演じていて、高感度グー! この映画を観たら、誰でも彼女の事を好きになるでしょう。 十代の妊娠&養子縁組という、微妙な内容なのに、こんなにアッサリ、しかもハート・ウォーミングな作品に仕上げられたのは、クリエイター達の力はもちろん、全ての登場人物達が個性をもっているからかも。 だって、この映画に出てくる人、皆チャーミングなのよねー。

2008年1月7日月曜日

負傷

夕食の準備中、アボガドの種を取ろうとしたら、左手の親指と人差し指の間、Uの字になっている部分をかなり深く、ザックリ突き刺してしまいますた。 いえね、普段は種を取るのに使い慣れた包丁の角の部分を使うんですが、今回はその角の無いフルーツナイフで試みたんですよ。そのナイフ、フォーエバー・シャープ・ナイフといって、永久に砥がなくてもイイというシロモノで、確かに良く切れる。 でも、刃先にギザギザがあるせいで、ちょっと複雑な切り口に。

予想以上の出血に自分でも驚き、あわててダーリンJに報告。 Jはすぐに救急箱を持ってきて、応急処置をしてくれました。 いつもは笑えないオヤジジョークなんか言ってる人ですが、こんな時にはホントに頼りになる奴です。 それから毎朝、包帯やら取り替えてくれるしー。

それにしても、片手が使えないってこんなに不便なのかと実感中。 んで、思い出したのが中学三年の時に運動会の練習中に左腕を骨折した事。 

当時の運動会には、組み体操という種目がどの学校にもあったと思うのですが、当時クラスでも一番小さく軽い僕は(本当です)、いつもピラミッドの一番上とかジャンプして受け止められる役目とか、そんなんばっか。 んで、その中に、2人1組で数メートル離れて向かい合い、片方は走ってジャンプ、それを相方が頭上で両手で受け止め、Tの字になる、というかなり無茶なフォーメーションがありまして。 僕の相方は、クラスでも背が高い方。 そんな危険なフォーメーション嫌だなあー、と思いながらジャンプしたんですが。

気が付くと僕は芝生の上に寝転がっており、違和感を感じた左腕はグニャっとあさっての方向を向いてますた。 あとで聞くと、腕にある二本の骨が折れていたそうです。 その後はもう周りが右往左往で、やっと保健の先生が来て応急処置の添え木をあててくれました。 その後、担任の先生に連れられ、島にある唯一の診療所へ。 でもそこには十分な治療施設などあるはずなく、結局ちょっとグレードアップした添え木をあてるだけ。

で、その時思ったのが「やった!!もしかしたら、ヘリコプターに乗れるかも!!!」。

そうなんです、沖縄の離島などでは、緊急患者などが出た場合、近くの大きな島にある病院にヘリコプターで搬送するのです。 あこがれのヘリコプターに乗れる!! と一瞬思ったものの、待てど暮らせどその様子は無く。 そうこうしているうちに、何故かどんどん体温が下がって、それまで経験した事の無い、全身がブルブル震えるという症状がでてきました。 その時、どこでどうやって探してきたのか、担任の先生が畑で働いていた母親を診療所へ連れてきました。 その頃は丁度、製糖期という、島の一年で一番忙しいサトウキビの伐採時期でした。

医者からの説明を受けたあと、担任が僕達を家まで送ってくれました。 その時点で、「ああ、ヘリコプターは無いんだ・・・・」とガッカリ。 で、家に着いた後、うちの母親ったら、骨折している息子を放りだして、そのまま畑に戻ったんですよ、奥様! あたしは自分で、涙を流しながら、片手で押入れから布団をなんとか引き出し、床に敷き眠ったものです。

翌日、親は忙しいという理由で、当時離婚して同居していた長兄が、僕を隣の大きな島にある病院に連れて行ってくれたのですが、受付で言われたのが、「今日はお医者さんがいません。 来週にならないと診察できないですねー。」  骨折したのが木曜日、隣の島の病院にいったのが金曜日、結局、本格的な診療とギブスを与えられたのは、月曜日でした。 その4~5日間は簡易ギプスというか、添え木だけ。 でも、お医者さんの適切な処置のおかげで、少し右腕より力が弱いかなーと感じる以外、後遺症も無く今は何の不便もありません。 

な~んて書くと、なんて冷たい親なんだ、と言う人もいるかもしれませんが、当時はそれが普通。 うちの島の子供は皆、親がどのように働いて家族を養っているかわかっています。 それは、ほとんどがサトウキビ農家だから。 サトウキビを育てて収穫するというのは大変な重労働で、大の大人でも根をあげる仕事です。 僕は今ヤレと言われたら、絶対できないでしょう。 だから、ちょっと子供が怪我したくらいで、仕事を休むなんてできなかったのです。 数年前久しぶりにあった母親に、酔った勢いでその事件を母親に愚痴ったら、「ああ、あん時ねー、まさか骨折してるなんて思わなかったのよー!」 だって。 たぶん、お医者さんが何言っているのか、日本語が理解できなかったと思うのですが。