2010年6月29日火曜日

GO WEST 2日目

本日の走行距離は約810kmでしたが、まだカンザス州にいます。
せめて今日中にはカンザスを抜けてコロラド州に入りたかったのですが、あと一歩、あと十数マイルという所で力尽きてしまい、今はGoodlandという小さな町のモーテルに泊まっています。
グリコとか3粒くらいあれば、頑張れたかも。

それにしても、自宅からここまで約1,730km走った訳ですが、今までひとつもトンネル無し。
どんだけ平たいんだよ、つーか、土地広くて平たいって農業とか酪農に最適じゃん、とか思った訳です。
中には、僕の生まれ島がスッポリ収まってしまうんじゃないか、ていうか絶対収まるよね、コレみたいな巨大な畑とかがドーンと目の前に広がっているのを見ると、なんでこの国が消費大国になっているのかなんとなくわかる気になったりも。

今日は物凄く疲れているので、グッスリ眠れそうです。

目的地のColorado Springsまであと200マイルくらいなので、明日はゆっくり出発する予定。

2010年6月28日月曜日

GO WEST!

先日、家の目の前で交通事故があった事を書きましたが、昨日の朝も同じ場所で衝突事故がありました。
なんだこの交差点、呪われているのか?
ちゃんと信号機あるんだけど。

ところで、本日コロラドに住む友人達に2年ぶりに会いにいくため、オハイオを発ちました。
今回は、初めての長旅一人旅。
愛車の93年型赤いカローラちゃん、こんな長い距離大丈夫かしら?と心配でしたが、今日一日で約920km走行しても快調々。
もうこの車で何度も大陸横断したりして酷使してるんだけど、けなげだなー。
今年はリコール問題とか色々あったけど、やっぱ、なんだかんだ言っても世界のTOYOTAの車は品質がいいなぁ。

ていうか、あたし、このリコール問題はアメリカ政府の陰謀だと思っています。
あまりにも日本車ばっかりが売れるから、信用を落としてやろうとか。
てか、問題のあった部品って、アメリカの会社が設計製作したんじゃん(アメリカ政府は日本の自動車会社に対し、30~50%の部品をアメリカ国内産にしないと、たとえ国内で製造しても輸入車とみなし、高い関税をかけると脅した結果。ソースはダーリンJなので、この数字は正確じゃないかも。本当は全部日本製の部品で作りたかったはずなのにね。きゃはっ。)

大体、普段からインチとか、ガロンとか、オンスとか、ヤードとか、マイルとか、華氏とか訳わかんないシステム使ってるから、こういう事が起きるのよ!
あたしなんて、9年近くも住んでるのに、複雑すぎていまだに計算できないもの。
なんで長さを測るのに、1/2インチとか、 1/4インチとか、 1/8インチとか、 1/16インチとか分数の計算をしなきゃいけないのか、意味わかんない。
メートル法だったら、ただ足して引くだけなのにねー!!

それはさておき、この車が引退したら、次は絶対プリウスを買ってもらうんだ(すんません、無職なので自分では買えません)。
でもこのカローラちゃん、なかなか壊れそうにないけど。

今日はI-70号線をひたすら西へ、オハイオ州→インディアナ州→イリノイ州と通過して、今現在ミズーリ州の西にあるCONCORDIAという小さな町のモーテルに宿泊決定。
今、自分にお疲れ様と、ビールを飲みながらこれを書いています。
明日はいよいよカンザス州に突入します。
カンザス州、横にビヨーンと長いので、走れども走れども「まだカンザスなのーー!??」と、ハンドルに頭を打ち付けたくなるくらいゲンナリするはず。
明日一日で抜け切れればいいのですが・・・

コロラドの皆さん、明日、旅の途中で連絡しますです。

2010年6月26日土曜日

僕のエリ200歳の少女



予告編を観ればわかりますが、いわゆるヴァンパイア映画。

これ、NETFLIXのPCやTVで観られるサービスで、何の予備知識も無く観たのですが、その映像の美しさと哀しいストーリーに観終わった後ボーゼン。
これは映画館で見たかった!
たぶん、物凄く低予算で作られてると思うんだけど、アイデア次第で映画ってこんなに魅力的になるんだ、という良い見本。
もちろん、主演の男の子と女の子も、物凄くグッジョブ!

これ、ハリウッドでリメイク決定したそうですが、それも納得なり。
でもきっと、カーチェイスとか意味の無い大爆発とか無駄に金を使って、オリジナルの繊細で美しい恐怖感と、観終わった後心に残るトゲのようなものを台無しにしてしまいそうな気がしないでもない。

日本でももうすぐ公開らしいので、機会があればぜひに。

2010年6月25日金曜日

事故現場

出先から帰って車庫に車を入れた後、家に入った途端に「ドッカーン!!!」という衝突音が。
何事かと思い外に出ると、家の目の前の十字路でUPSのトラックとミニバンが衝突事故。

UPSのドライバーは道端で仰向けになって、「オーマイガー!!!」みたいになってるし、その横ではえらい別嬪でセクシーな黒人の女性が911に電話してるみたい。
ミニバンの方は助手席側にトラックが突っ込んだ形で、かなり大破。
助手席にはまだ人が居て、現場の目の前のアパートの住人が気遣ってそばにいたけど、どうも反応が無いみたい。
地面には血が流れてたので、結構な怪我だと思う。

事故がおきて5分もしないうちに、パトカー数台と自転車に乗った警察官、消防車などがやってきた。
すげぇ、早い!!!
でも、すぐ1ブロック先に大きな病院があって毎日何回も救急車が通っているというのに、現場に救急車がやってきたのは15分後くらい。

事情徴収らしきものを受けているその黒人の女性は、実は目撃者。
ミニバンの後ろを走っていたのだけれど、その車は蛇行運転をしており、「あぶないわねー」と思っていたら、交差点のド真ん中でいきなりスピン!
直進してきたUPSのトラックがそれに衝突した、というような事を話していた。

だから、事故したミニバンの助手席でグッタリしていたのは実は運転者で、もしかしたらドラッグか飲酒運転で事故ったものだから、あわてて逃げようとして力尽きたのかも。
警察や救急車がくるまでそばで様子を見ていた人が、「なんかアルコールの臭いがした」とか言っていたし。
でも、なんでわざわざつぶれた助手席側に移動したのかも謎だけれど。
パニックになったのだろうか?
あ、それとも運転者は実は別にいて、事故の後、助手席の男を置き去りにして逃げたのかも?

なにしろ、事故現場をこんな間近で見たのは初めてなので、少しビビった。
ていうか、家に帰るのがあと数分遅かったら、巻き込まれたのは僕だったかもしれない、と思うと、背中がゾクゾクした。

2010年6月23日水曜日

感謝の気持ちはピザ2スライス?

このクソ蒸し暑い中、午後の仕事を休んで同僚の引越しを手伝ったダーリンJ。
じゃあ、たぶん今日は夕ご飯は作らなくていいわね、と思ってたら、午後5時過ぎに「疲れたー。お腹すいたー。」と帰ってきた。

「ええ!?何かご馳走とかなかったの?」と聞くと、「ああ、ピザが出たから2スライスくらい食べたけど・・・」と言う。
あわてて、すぐにできる焼きウドンを作ってあげたけど、アメリカ人の労働に対する感謝って、こんなものなの?
日本だと、出前の寿司とか、何かご馳走が出るよねー?

それともこの後、感謝のカードとか、プリペイド・カードが届くのかしら?

正直、そんなんいらないから彼に何か食わしておいてくれたら、こっちが楽できたのに、と思った僕は鬼嫁でしょうか?

2010年6月21日月曜日

昨夜の夢

昨夜はとてつもなく変な夢を2回も見ました。

最初の夢は、何故か僕はサイボーグになっていて、自爆装置が作動。
カチカチと装置が作動し始め、「これが最後か」とあきらめた僕は、ベッドに横たわった。
ふと横を見ると、ダーリンJが何も知らずにスヤスヤと眠っている。
これから起こしてももう手遅れだし、「死なばもろとも!」と、そっとしておいた。
こんな事に巻き込んでしまい、申し訳ないと思った瞬間、自爆装置が爆発!!
という所で眼がさめた。
僕は特に、普段Jに対して殺意は持ってないはずだけど・・・・?

二つ目の夢は、なぜか猛吹雪の中でドライブ中、何かの原因でちょっと外に出てみると、なぜかその場で軽く失神
気がついたら半分凍死しかけていて、あわてて車に戻った。
意識朦朧となりながら運転してたら、目の前にいきなり道路工事中のショベルカーが現れ、それを避けようとしたら、死角に止まっていた車に激しく衝突。
僕自身は怪我もなく平気だったんだけど、衝突した車から降りてきた若い男が「後部座席に乗ってた僕の母親が、衝突のショックで重症だ。どうしてくれる!賠償しろ!」と、僕を激しく罵り始めた。

事故のショックで頭が真っ白になりつつも、「アメリカじゃ、ここでSorryと言っちゃいけないのよね。ああ、でもこれでJに怒られちゃう。ていうか、そのお母さん大丈夫かしら?」などと、ウッスラと思いながら車を降りると、僕の愛車93年型の赤いカローラのボンネットは無残にもグシャグシャに。

そのうち警察がやってきて、僕は事情徴収のため拘置所へ。
警官は僕に「あんた、数万ドルの賠償金を支払うか、でなけりゃ日本へ強制送還だね」と軽く言い放ち、「ああ、どうしよう。どうしよう。」と、頭を抱えている所でまたもや眼が覚めた。

一体何なんなの、この夢?

あたし、もしかして病んでいるのかしら?

2010年6月19日土曜日

TOY STORY 3



な、なんなの、この映画!!
超サイコーなんですけどーーーー!!!????

全編通してずっとハラハラドキドキのしっぱなしで、でも随所に笑えるシーンが散りばめられているんだけど、それが「ガハハハ!!!」ではなく、「ンケケケケケ・・・」とか「グフフフフフ・・・」とか、声にならない笑いを誘う所に、クリエイター達のセンスの良さを感じた。

新キャラもいくつか登場し、中には僕がThrift shopで見つけてしばらく保有した後、ebayで売ったおもちゃなんかも出てきて、「ああ、あれ売らないで手元に持っておけばよかったなぁー」なんてちょっぴり後悔。
あと、予告編にもちょっと登場しているベビー・ドール、子供が見たらトラウマになるんじゃないかと思うくらい、怖すぎ。

そして最後のシーンでは、涙腺大崩壊!
通常のメガネと、その上にかけた3D用メガネの間からダダ漏れる涙を拭くのに一苦労でしたよ。
もうすぐ42歳になるこんなオッサンが、アニメを観てこんなに泣くだなんて。

この映画、ご飯を1~2食抜いてでも見に行くべし!!!

2010年6月17日木曜日

嫌な女

23歳の頃、好きになった男を追いかけて再上京。
千葉のソニー木更津工場で期間行員として3ヶ月働いた後、東京の築地近くの小さな時計修理の会社で働いた。
同期は女の子3人と、僕を含めた男2人の5人。
皆とは仲良くしてたけど、その中で一人だけいけすかない女がいた。

横浜出身で大学卒、過去に成田の管制塔や科学研究所で働き、現在の彼氏はHONDAだかNISSANだかの車の設計士というのが自慢で、なんとなく他の人を斜め上から見下しているような目付きが嫌な奴。
あんまり関わりたくなかったんだけど、当時アル中気味の僕と、扱いにくいその女を隔離するかのように別部署にまわされて、いやおう無く一緒に働く羽目に。

実はその前から、同期には僕はゲイだというのはカミングアウトしており、皆快く接してくれたんだけど、その女だけは「えええ~、POM君、男とSEXするの~? 気持ち悪い~!! やだ、あたし鳥肌立ってきちゃった~!キショイ~!」と、僕の目の前で腕をこすった。
その瞬間、「コノウラミ、イツカハラサデオクベキカ・・・・」と、魔太郎のようにつぶやいたのは言うまでもない。

その女、父親はずっと海岸赴任で留守気味。
でも、最近日本に帰ってくるらしい、という事をもらしていたんだけど、その愚痴が凄かった。

「父親なんて居なくてもいいのに。
給料さえ家族にあげればいい存在。
親が子供を大学に行かせるのは当然の事、だって生んだ以上責任があるでしょ。」

それを聞いて、「まぁ~、顔がブスなら性格もブスなのね!」と、心の底から思った。

その会社には約3年勤め、色々あってクビになったんだけど、その後その女とはもちろん音信不通。
それが会社を辞めてから2年後くらいに、当時住んでいたアパートにいきなり彼女の結婚式への招待状のハガキが届いた。

はて?何で僕を招待するわけ?ていうか、ただの人数合わせでしょ、大体あの女、性格悪いから友達少なそうだし。
と思いシカトしてたら、挙式1ヶ月前くらいから頻繁に家の留守電に「私の結婚式、出席できるかできないか、お返事下さい」というメッセージが残るようになった。

さすがにシカトし続けるのはまずいかなぁ、でもそんな奴の為にわざわざ時間を作って、ご祝儀に数万円も包んだりしたくないし・・・、と2丁目のママに相談したら、「そんなの行かなくていい。大体あんた、その女嫌いなんでしょ?それに、今後付き合いたいと思うなら行けばいいけど、そうでなけりゃ行く必要なし。これで縁を切ると思えばいいのよ!」と的確なアドバイスを受けたので、返信用のハガキに「家庭の事情で行けません」と書いて投函。

すると一週間後、やっぱり留守電に「ご家族を大切に」というような、嫌味ったらしいメッセージが残っており、うわ、この女、どこまで性格ブスなんだ、と思った。
という訳で、僕の小さな復讐はコンプリート。

ていうかさぁ、自分が他人に嫌な事した自覚が無い人って最悪じゃね?
それで自分が幸せで頭がお花畑になってるにしても、一緒に祝って欲しいだなんて、ずうずうしいにも程がある。

誰が祝うか、ボケ!!!

でも、なんか勝った気がしないのは何故?

デートクラブ

高校を卒業した後、一年制のコンピュータの専門学校に通い、東京の会社に就職しました。
その会社で3年ほどプログラマーとして働いたのですが、自分の能力以上の事を求める会社にストレスが溜まり、あえなく挫折。
その後3ヶ月ほど、今は存在しない神奈川県の座間にあった日産の工場で契約社員として働いた後、沖縄に戻りました(この仕事、後にも先にも一番過酷で辛い仕事だった)。

契約社員で働いて満期で終わったので、すぐに失業保険は降りたのですが、なにしろその間は暇。
何もしないでブラブラしててもしょうがないと思い、アルバイトを探した。(これ、違法なのでやっちゃいけないですよ!!!)

当時、何故か僕は「もう普通の会社では働けない。これからは、夜の世界で生きるべし」と、訳のわからない妄想を抱いていた。
そこで、求人誌で探した、「クラブのウェイター募集。年齢経験不問」という言葉に飛びついた。
履歴書を持って面接に行くと、あっけなく数分で採用。
場所は、わかる人はわかる、風俗で有名な那覇の波の上地区。

仕事は、出勤してお店の中を掃除。
その後、夕方頃から出勤するお姉ちゃん達にお茶を出す。
お客が来たら、客に酒出す。
カラオケのセッティング。
それだけで、時給1000円という、今までに無い大変おいしい仕事。

働き始めて数日間、何の疑問も持たず仕事していたのですが、そのうちなんかおかしいなぁー、と思うようになった。
どうもこのお店、クラブというか、売春クラブだったみたいです!!!

システムはこう。

お店のマネージャーが那覇空港まで出向き、本土からの男だらけの団体観光客を「かわいい女の子がいるクラブですよー。3千円ポッキリでウイスキー飲み放題+カラオケ歌い放題!しかも、一人のお客さんに必ず一人の女の子がつきます!」などと誘惑。
でも実はその飲み放題のウイスキー、格安のウイスキーにカラメルのようなネットリした人工着色料を混ぜて濃い色にし、それを高級ボトルに入れ替えたシロモノ。

それに騙された団体客が店に着くやいなや、女の子達は「コレはいける!」と思った男にロックオン!
すぐさま隣に座り、くどき始めるのです。
んで、男というのは浅はかなもので、大抵のお客さんはその子とどうにかなろうと思うようです。
んが、そこで落とし穴が。

確かに、酒とカラオケ代でクラブに支払う料金は3千円ですが、その後気に入った女の子と出る際には、店側に5千円を支払わなければいけないという鬼のルールがある事を、その客は知らなかったのでした。
その事で、毎晩のように店の出入り口でもめるお客さんがいましたが、性欲には勝てないようで、ほぼ全員がすんなり支払ってました。

その後、お店を掃除した後の僕の仕事は何も無し。
ただ、女の子達が帰ってくるのを待つだけ。
ターゲットは一日一組なので、それ以上の仕事は無しなので、それまでで一番楽な仕事だった。

ちなみに、そのクラブを一歩出ると、周りはソープやラブホテルだらけ。
お客さんと一緒に出て行った女の子達が何をしてるかは容易に想像できますが、数時間後に帰ってきた女の子が、店長にさらに5千円を渡しているのを見て、「うわっ!じゃ、男はこれに一体いくら払ったんだ?」とびっくりした。
だって、クラブ代に3000円+外出料金5000円+ホテル代+SEX料+αの5000円(女の子が店に払うマージン)でしょ?

僕はちょうどこの頃GAYデビューしたてで、ゲイバーに行ってちょっと気が合う人に会えばすぐにセックスできるってのに、ノンケの男ってこんな事に金を使うなんて馬鹿だなー、と思った。

んで、僕が働いているクラブに勤めている女の子(半分はおばさんでしたけど)達は5~6人なのですが、その数以上の団体のお客さんがくるとなぜかどこからかワラワラと客の人数分の女の子がやってくる。
それが10人だろうと、20人だろうと、ピッタリと。

最初、この女の子達はどこから来るのだろうか?と不思議に思っていたのですが、どうやら彼女達は店に所属しないフリーランスで働いており、街のどこかに詰め所があり、店側に呼ばれるまで待機しており、呼ばれるとあっちの店へ行ったりこっちの店へ行ったりと、獲物を探しながらあちこちフラフラと動きまわるので、UFOと呼ばれていました。

UFOさんは、大抵40~60歳くらいの、もう、これはちょっと・・・・、と思うようなお母さんレベルな人達ばかり。
でも中には、「あんた、なんでこんな仕事してんの?」と聞きたくなるような美人もいた。
でも、さすがに年季が入っているのか、そういうお年を召したUFOさんの方が客掴みは良かった。

ある日、そのクラブで働いていた一番年上のお姉ちゃん(40歳くらいで亭主+子持ち)が、その日のお客さん達があまりにも若かったので、「今日は駄目だな」と思ってボランティアのつもりでかわいい男の子に接していたら、思いがけなくヒット。
数時間後、「なんかねー、あの子あんまりお金なかったのよねー。でも若くてかわいいから、思い切りサービスしちゃった!!!うふふっふふ!!!」と、恥じらいながら店長に5千円を渡していたのを覚えている。
もしかしてあれ、自腹だったかも。

あと一度だけ、お客さんの団体の社長らしき、赤いシャツを着たちょっとイケメンなおぢさんが女の子には眼もくれず僕にだけ話しかけて、帰り際に「これチップね」と、5000円を渡してくれた事があった。
あれは何だったんだろう?

給料も良かったし、女の子達もとても優しかったので職場は気に入っていたのだけれど、その後、お店に警察が来たり、先輩に「ちょっと君の健康保険かしてくれない?」と言われたり、色々きな臭い感じがしたので、3ヶ月ほどでばっくれた。

その経験は、しばらく僕の笑い話になっていたけど、ある日、僕の高校生の時の初恋の人と飲んでいた時、「うちの母親も、自分が小さい時父親の稼ぎだけでは子供を養えなくて、泣く泣く売春してた。という事を自分の成人式の日に話してくれた。」と打ち明けられ、女性というのは強いものだなー、と改めて思った。

そういえば、クラブの女の子達も皆「こんな事、やりたくてやってる訳じゃない」って言ってたっけ。
ほとんどが既婚者で、子供もいたし。

2010年6月16日水曜日

やっぱり駄目だった


赤ちゃん鳥、今朝死んでしまいました。
夕べ、仕事から帰ってきたダーリンJと相談して、2人とも鳥の飼い方は知らないので、アニマル・シェルターに持っていこうという事にしたのですが、あいにく当日はシェルターはお休み。
ネットで調べたら、翌日1:00PMからオープンするというので、僕が連れて行く事にしました。
でも、それまで持つかどうか心配。

とりあえず、Jが裏庭から落ちていた巣を拾ってきて、それを箱の中に入れて小鳥を配置。
土を少し掘って、ミミズもゲットし、与えたら少し食べた。
その夜は、その巣を家の中の暗くて猫ちゃん達がアクセスできない場所に置いた。
夜中に何度か起きて様子を見たけど、まだ生きているみたいで安心していた。
朝、Jがチェックしたら、かなり体温が低くなってるとの事で、少し暖める事に。
でも、結局数時間後に死んじゃった。

たった半日しか面倒みられなかったけど、ちょっと悲しい。
見つけた時にはかなり衰弱してたんだけど、もう少し気付くのが早かったら、ひょっとしたら助かってたかなー?
でも、Jの「昨夜僕がミミズあげたから、少なくとも彼はひもじい思いはしなかったよ」という言葉に、かなり救われたけど。

2010年6月15日火曜日

赤ちゃん鳥を保護


昨日は少し風が強く、雨も降っていた。
んで、夕方頃裏庭に何か黒っぽいものが落ちてるなぁ・・・、とは気になっていたのですが、そのままに。
今日、出かける際に確認してみると、それは裏庭にある大木から落ちたらしい鳥の巣。
近くには、赤ちゃん鳥が2羽死んでいました。
かわいそうにと思いつつも、用事があるから後で埋めてあげようと思い、すぐに出かけたのですが・・・
帰ってから、シャベル片手に落ちた巣の方に向かっていると、地面で何かモゾモゾと動く気配が。
なんと、この巣で生まれたと思われる残りの一羽が生き延びていました。
今日は午前中は曇り気味だったものの、午後からは太陽が照りつける蒸し暑い日。
しかも、昨日から何度もSimon君を裏庭に出しているのに、よく襲われなかった、というか、よく今まで生き延びていたなぁ、とビックリした。

実は僕、幼い頃兄弟にニワトリ小屋に閉じ込められたのがトラウマで、鳥恐怖症です。
あの口ばしがすっごい恐い。目とか突付かれそうで。
でも、そんな事言ってもいられないので、とりあえず保護。


でも何しろ、鳥など飼ったこと無いので、どう扱っていいかわかりません。
たぶん、太陽に照らされて脱水症状になってると思い、スポイトで水を与えたら、5分後にドバーっと大量に下痢をしました。
このまま死んじゃうんじゃないか?と思ったけれど、今は何とか生きています。

鳥って、水あげちゃいけないの?
ていうか、何をあげたらいいのかすら見当もつかないんですけど・・・

実は、二日前は、去年死んだファン吉ポンの命日で、この小鳥は彼のお墓の目の前でうごめいていました。
こんな事書くと、ちょっと痛い人だと思われるかもしれませんが、これって何か意味があるんじゃないか?と思われて仕方ありません。
できるなら助けてあげたいです。

でも、うちには猫が3匹もいるしなー・・・・
もうすぐダーリンJが帰ってくるので、相談します。

2010年6月14日月曜日

THE KARATE KID


うぉおおおおお~~!!!!
この映画のジャッキー、最高! 素敵! 素晴らしい! 惚れた! 嫁にして!!
ジャッキー・チェンは僕にとってヒーローのようなもので、中学生の頃は「酔拳」「少林寺木人拳」「蛇鶴八拳」などのビデオを夢中で見て、友達と「シュッ!シュッ!ハッ!ハイ~ヤー!」とか擬音を出しながら腕を振り回して遊んだものです。
アクションは凄いのにコミカルなのがジャッキーの魅力ですが、
まさかジャッキーの演技を見て泣く日が来るとわ、夢にも思わなんだ!!

主演はウィル・スミスの息子、Jaden君。
この子、TVとかで素で出てる時は、子供らしからぬ生意気な態度と発言であんまり好きじゃないんだけど、この映画ではあの若さで肉体改造をして、アクションもちゃんと自分でこなしており、根性座ってるなぁ、と感心した。
ただのお金持ち2世坊やじゃなかったのねん。
この子は将来、道さえはずさなければ大物になる気がする。

でもさぁ、そのJaden君と恋に落ちる少女、年齢詐称してんじゃないの?
どうみても20歳超えてるんですけど?
目の下のクマとか滅茶苦茶疲れてるように見えるし、身長もJaden君の2倍くらいありそう。
2人のシーンになると、年上の女が年端もいかぬ少年(Jaden君は12歳の設定)を誘惑してるように見えて、もの凄く違和感あった。
この後、「実はあたし、25歳なの。てへっ!」という、ドンデン返しのシーンでもあるのかな?と勘繰ってしまったよ。
コレ、アメリカだと小児愛者として登録されてしまうレベル。
もっと可愛い子はいなかったものかね?

あとJaden君をいじめる敵役の中国人男子が、アッパレなほど憎々しい顔つきでグッジョブ!
でも途中で、その子がルーピー鳩山に似てる事に気付き、アップになるたびに笑いをこらえるのに必死だった。
まあ、この子のほうがルーピーよりは遥かにガッツと統率力はあるだろうけど。


2010年6月12日土曜日

深夜のお客様

アメリカに来る前、東京で某コピーショップにて数年間働いていました。
主に夜勤だったのですが、そのせいか、かなりユニークなお客さんが来た時の事を思い出しました。

1. 旅先でと思われる、若い男が数人写っているスナップ写真を持ってきて、「この子の顔だけ切り取って、コレコレ何センチの大きさにコピーできますでしょうか?」、と言ってきた初老の品のある奥様。
もしやと思い何に使うか訪ねたら、「息子が今度面接試験をするので、その履歴書用に・・・」とおっしゃる。
だから、「履歴書には、このようなスナップ写真ではなく、ちゃんとした服装でそれ用に撮った写真の方がいいかと思います。駅などにはインスタントの撮影機もありますので、それをオススメいたします。」とアドバイスしたら、「あ、あらー、そうなのー? そんな事まったく知らなかったわー」と驚いた様子。
今までこの調子で履歴書書いていたのかしら?と思う同時に、歳とった母親にこんな事頼むだなんて終ってるなコイツ、と思った。

2. 深夜1時ごろにレンタルPCを借りたお客様。
モーレツに数時間何かしら文章を打ち込んでいたと思ったら、突然大声を出して大騒ぎ。
何事かと思ったら、せっかく何時間もかけて作った文書が、PCがクラッシュしたせいで全て駄目になったという。
ちなみにこの頃のWindowsは安定していないので、途中で文書保存するのは鉄則。
なので、思わず「え?途中で保存とかしなかったんですか・・・?」と聞いたら、それがさらに逆鱗に触れたらしく、「とにかく、何とかしてください。技術サポートを呼ぶとかできるでしょ!!!! それができなければ、僕はあなたを殺しますよ!!!!」と、それはもう鬼の形相で。
とはいえ、もう夜中の3時ごろで、サポート呼ぶにもできないし、大体連絡できたとしても電車も動いてないから無理な訳。
結局、それまでのPC使用料は無料にして新たに文書を打ち込んでもらう事にしてもらったけど、後で考えたら自動バックアップ・ファイルなんてのがあったのかも・・・

3. これまでに出会った、最悪のヒステリー・アメリカ女。
既にロゴを印刷してある紙を持ってきて、これに履歴書をPCから直接プリント・アウトしたいという。
でも、うちのプリンターってトナー&ドラム式で、かなりの熱を発するのでそんな紙を通したらそのインクが溶けて一発で汚れてしまい、その後の仕事ができない、一旦印刷した文書を、その紙にコピーするのだったら大丈夫だと思うけど、と言って断った。
そしたら、烈火のごとく怒って、「なんでできないんだ! できないはずがない! あたしは直接コレに印刷したいんだ! あたしの紙を触るな! お前の名前はなんだ!(その後メモに僕の名前をカキカキ)本社に抗議してやる!!」などと、罵詈雑言を浴びせ、なんだこのキ○ガイ女わ・・・ とヘラヘラしてたら、「笑うんじゃない!!!」と叫ばれた。

4. デジタルFAX客。
Fax受信のサービスもしていたお店ですが、ある日意味不明な内容のわからないFaxが届いた。
なんじゃこりゃ?と思っていたら、その後抗議の電話が。
なんでも、このFAXは通常の紙媒体では無く、デジタル化した文書をPCからインターネットで直接送ったものだったそうな。
当時はインターネットはほとんどがアナログ回線で、技術もそんなに発達していない時代。
受け取る機械だって、そんな所から受信するだなんて想定していなかったんだと思うんだけど。
ていうか、そんな大事な文書なら普通に紙媒体でFaxすればよかったのに・・・

5. 傘賠償しろ女。
店の玄関の傘たてに置いてあった自分の高級な傘が無くなった!!賠償しろ!というアメリカ女がいた。
店側、相手がアメリカ人だという事で妙に弱気で、結局賠償。
この会社駄目だな、と思った瞬間。

2010年6月11日金曜日

最近観た映画



あの僕の王子様、ジェイク・ギレンホールの「Prince of Persia」。
良くも悪くもデズニー映画。
もちろんつまんなくは無いんだけれど、なんとなく消化不良な感じ。
大体、ジェイキー君に戦争だとは言え、人を殺す役は似合わねー。
瞳が優しすぎるんですよ、だって瞳にキラキラ輝く星が入ってるんですもの!
松田聖子風に言えば、「瞳はダイヤモンド」なんです!
つーか、ヒロインのお姫様より綺麗な眼をした王子様って一体・・・

でも、この映画のお姫様、ちょっとやんちゃでそんなに美しくもないので、高感度大!
この女優、この後伸びるかもー。



「How to Train Your Dragon」

予告編を見る限り、「ケッ、また西洋のドラゴン伝説を映画化した子供だましのクソみたいなものか」と思っていたのですが、先日、型落ちの映画をたったの$3で見せてくれる劇場で公開したので行ってみた。

ゴメンなさい、僕の大間違いでした!!!

関係者の方に土下座して謝りたいくらいです。

何という良作!!!
なんかもう、スピーディーな展開といい、空を飛ぶシーンの高揚感といい、かわいいキャラクター達といい、全てがイイ!!
特に、英雄の父を持つヘタレなバイキング少年がとまどいつつも少しずつ成長していく様子に、昔、今では誰も信じてくれないだろうけど、同級生で一番身長が低くてガリガリでひ弱だった自分を重ね合わせたりして、心の中で泣いた。
力強く、子供でも畑仕事がシッカリできるのが男、という風潮の小さな農業の島に生まれ、ちょっと疎外感のあった僕を理解してくれる大人やドラゴン達は居なかったから。

これはDVDを買ってもいいレベル。



「Splice」

これはもう、何を書いてもネタバレになってしまいそうなので自粛。
ただひとつだけ、この世で一番怖いのは「スイッチが入れ替わった女」って事なのね?



オーマイガー!!!
この映画のブラッドリー・クーパーのアドレナリン&フェロモン全開の姿にヤラれた、というか超濡れた。
しかも、ビショビショに。

こんな顔と身体に生まれたかったと、心から思ったよ。
神様って、やっぱ不公平。
ていうか、この姿形になれるなら、悪魔にでも魂を売りそうな気持ちになった。