2010年6月17日木曜日

嫌な女

23歳の頃、好きになった男を追いかけて再上京。
千葉のソニー木更津工場で期間行員として3ヶ月働いた後、東京の築地近くの小さな時計修理の会社で働いた。
同期は女の子3人と、僕を含めた男2人の5人。
皆とは仲良くしてたけど、その中で一人だけいけすかない女がいた。

横浜出身で大学卒、過去に成田の管制塔や科学研究所で働き、現在の彼氏はHONDAだかNISSANだかの車の設計士というのが自慢で、なんとなく他の人を斜め上から見下しているような目付きが嫌な奴。
あんまり関わりたくなかったんだけど、当時アル中気味の僕と、扱いにくいその女を隔離するかのように別部署にまわされて、いやおう無く一緒に働く羽目に。

実はその前から、同期には僕はゲイだというのはカミングアウトしており、皆快く接してくれたんだけど、その女だけは「えええ~、POM君、男とSEXするの~? 気持ち悪い~!! やだ、あたし鳥肌立ってきちゃった~!キショイ~!」と、僕の目の前で腕をこすった。
その瞬間、「コノウラミ、イツカハラサデオクベキカ・・・・」と、魔太郎のようにつぶやいたのは言うまでもない。

その女、父親はずっと海岸赴任で留守気味。
でも、最近日本に帰ってくるらしい、という事をもらしていたんだけど、その愚痴が凄かった。

「父親なんて居なくてもいいのに。
給料さえ家族にあげればいい存在。
親が子供を大学に行かせるのは当然の事、だって生んだ以上責任があるでしょ。」

それを聞いて、「まぁ~、顔がブスなら性格もブスなのね!」と、心の底から思った。

その会社には約3年勤め、色々あってクビになったんだけど、その後その女とはもちろん音信不通。
それが会社を辞めてから2年後くらいに、当時住んでいたアパートにいきなり彼女の結婚式への招待状のハガキが届いた。

はて?何で僕を招待するわけ?ていうか、ただの人数合わせでしょ、大体あの女、性格悪いから友達少なそうだし。
と思いシカトしてたら、挙式1ヶ月前くらいから頻繁に家の留守電に「私の結婚式、出席できるかできないか、お返事下さい」というメッセージが残るようになった。

さすがにシカトし続けるのはまずいかなぁ、でもそんな奴の為にわざわざ時間を作って、ご祝儀に数万円も包んだりしたくないし・・・、と2丁目のママに相談したら、「そんなの行かなくていい。大体あんた、その女嫌いなんでしょ?それに、今後付き合いたいと思うなら行けばいいけど、そうでなけりゃ行く必要なし。これで縁を切ると思えばいいのよ!」と的確なアドバイスを受けたので、返信用のハガキに「家庭の事情で行けません」と書いて投函。

すると一週間後、やっぱり留守電に「ご家族を大切に」というような、嫌味ったらしいメッセージが残っており、うわ、この女、どこまで性格ブスなんだ、と思った。
という訳で、僕の小さな復讐はコンプリート。

ていうかさぁ、自分が他人に嫌な事した自覚が無い人って最悪じゃね?
それで自分が幸せで頭がお花畑になってるにしても、一緒に祝って欲しいだなんて、ずうずうしいにも程がある。

誰が祝うか、ボケ!!!

でも、なんか勝った気がしないのは何故?

2 件のコメント:

Abechi さんのコメント...

いるね〜そういう「なんで平気でワタシ結婚式によべるわけ????」っていう人。
なんで今POMちゃんは彼女のこと思い出したの?

魔太郎、懐かし!!!
全巻制覇したわよワタシ。

Tumbleweed さんのコメント...

>abechiちゃん
あれ?どこだろう?たぶん「発言小町」だったと思うんだけど、全然親しくない人から招待状が届いて困っている・・・というような投稿があって、それ読んでたら急にグワーンと思い出しちゃって、だいぶ昔の話なのに一人で憤慨しちゃってた。
あははは。

魔太郎、僕も大好きでした。
あの薔薇模様のシャツ、欲すうぃ。