2010年6月12日土曜日

深夜のお客様

アメリカに来る前、東京で某コピーショップにて数年間働いていました。
主に夜勤だったのですが、そのせいか、かなりユニークなお客さんが来た時の事を思い出しました。

1. 旅先でと思われる、若い男が数人写っているスナップ写真を持ってきて、「この子の顔だけ切り取って、コレコレ何センチの大きさにコピーできますでしょうか?」、と言ってきた初老の品のある奥様。
もしやと思い何に使うか訪ねたら、「息子が今度面接試験をするので、その履歴書用に・・・」とおっしゃる。
だから、「履歴書には、このようなスナップ写真ではなく、ちゃんとした服装でそれ用に撮った写真の方がいいかと思います。駅などにはインスタントの撮影機もありますので、それをオススメいたします。」とアドバイスしたら、「あ、あらー、そうなのー? そんな事まったく知らなかったわー」と驚いた様子。
今までこの調子で履歴書書いていたのかしら?と思う同時に、歳とった母親にこんな事頼むだなんて終ってるなコイツ、と思った。

2. 深夜1時ごろにレンタルPCを借りたお客様。
モーレツに数時間何かしら文章を打ち込んでいたと思ったら、突然大声を出して大騒ぎ。
何事かと思ったら、せっかく何時間もかけて作った文書が、PCがクラッシュしたせいで全て駄目になったという。
ちなみにこの頃のWindowsは安定していないので、途中で文書保存するのは鉄則。
なので、思わず「え?途中で保存とかしなかったんですか・・・?」と聞いたら、それがさらに逆鱗に触れたらしく、「とにかく、何とかしてください。技術サポートを呼ぶとかできるでしょ!!!! それができなければ、僕はあなたを殺しますよ!!!!」と、それはもう鬼の形相で。
とはいえ、もう夜中の3時ごろで、サポート呼ぶにもできないし、大体連絡できたとしても電車も動いてないから無理な訳。
結局、それまでのPC使用料は無料にして新たに文書を打ち込んでもらう事にしてもらったけど、後で考えたら自動バックアップ・ファイルなんてのがあったのかも・・・

3. これまでに出会った、最悪のヒステリー・アメリカ女。
既にロゴを印刷してある紙を持ってきて、これに履歴書をPCから直接プリント・アウトしたいという。
でも、うちのプリンターってトナー&ドラム式で、かなりの熱を発するのでそんな紙を通したらそのインクが溶けて一発で汚れてしまい、その後の仕事ができない、一旦印刷した文書を、その紙にコピーするのだったら大丈夫だと思うけど、と言って断った。
そしたら、烈火のごとく怒って、「なんでできないんだ! できないはずがない! あたしは直接コレに印刷したいんだ! あたしの紙を触るな! お前の名前はなんだ!(その後メモに僕の名前をカキカキ)本社に抗議してやる!!」などと、罵詈雑言を浴びせ、なんだこのキ○ガイ女わ・・・ とヘラヘラしてたら、「笑うんじゃない!!!」と叫ばれた。

4. デジタルFAX客。
Fax受信のサービスもしていたお店ですが、ある日意味不明な内容のわからないFaxが届いた。
なんじゃこりゃ?と思っていたら、その後抗議の電話が。
なんでも、このFAXは通常の紙媒体では無く、デジタル化した文書をPCからインターネットで直接送ったものだったそうな。
当時はインターネットはほとんどがアナログ回線で、技術もそんなに発達していない時代。
受け取る機械だって、そんな所から受信するだなんて想定していなかったんだと思うんだけど。
ていうか、そんな大事な文書なら普通に紙媒体でFaxすればよかったのに・・・

5. 傘賠償しろ女。
店の玄関の傘たてに置いてあった自分の高級な傘が無くなった!!賠償しろ!というアメリカ女がいた。
店側、相手がアメリカ人だという事で妙に弱気で、結局賠償。
この会社駄目だな、と思った瞬間。

2 件のコメント:

ふらふら さんのコメント...

K●n▲o'■を見るたびにYOUを思い出しちゃうYO!

Tumbleweed さんのコメント...

>ふらふらちゃん
いや~ん、その名前は禁句ー。