2009年4月21日火曜日

ゾンビと戦う子



あんまりおもしろかったので、貼り付けてみますた。

2009年4月14日火曜日

マンホールの穴、続編

先日書いた、マンホールの穴事件ですが、嫌な進展がありました・・・・

4月14日午後、ファン吉ポンの様子も良いので、二階のベッドルームで昼寝をしていたら、3時頃にピンポーンという音。
それが2回くらい続いたんだけれど、どうせ「バス代が無いので恵んでください」とか、「うちの家族がすぐそばの病院に入院しているんだけれど、お見舞で何か買ってあげたいから、いくらか寄付を・・・」とか、「あなたは神を信じますか?」系だと思ったので、カジュアルに無視。

そしたらその夜、ダーリンJから驚愕の事実を聞かされました。

実は、その事故があったコンドミニアムの女性管理人(たぶんレズビアン)と、Jは仲良し。
近所の色々な情報も教えてくれるので、Jは、たまに出先で買った彼女のお気に入りのコーヒーなんかを差し入れしています。

その彼女から、夜、Jに電話があり、「あのマンホールに落ちた女、今日あなたの家のあたりウロウロしてたわよ。 最初、玄関に行ったけど出なかったから、次は裏庭のガレージに行って、あなたのお友達(つまり僕)が家にいるかどうか確かめていたみたい。どうやら、賠償金を受け取るために、どうしても目撃者のPOMとコンタクト取りたかったか、どの部屋に彼が住んでいるか確かめたかったらしいわね。」

とのこと。

ひ、ひええええぇええ~、こ、怖いよぉ~、((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル・・・

聞けば、管理会社は彼女に対して、医療藩を送って診察する事を申し出たのだけれど、彼女はそれを断ったのだそうな。
たぶん、あわよくばもっとたくさんの賠償金をもらおうと思ったのかもしれないけれど、医療記録がないと、保険も何も降りないような気が・・・

法律に詳しいJは、彼女はコンドミニアムの管理会社の保険から、いくらかの賠償金をもらおうとしているだけだ、というのですが、そんなに楽観的になれない僕は、「もしかしたら、彼女は裁判にかけるかもしれないし、その程度で国の税金を使って訴える事なんてできるの?」と聞いたら、「たぶん無理。だって、擦り傷程度でしょ?しかも、診察を拒否した時点でOUT!」との事でひとまず安心。
たしかに骨が折れたとか、歩けなくなったとかのシリアスな怪我じゃなかったからねー。

そのマンホールに落ちた女性、管理人によると以前から問題を起こしており、管理人には頭痛の種だったみたい。
2ヶ月くらい前には、うちの家の前に粗大ゴミのマットレスを運び込み、さも、我が家のゴミです、みたいに市当局に連絡して処理しようとしたらしい。
ちなみに、一年に破棄できる粗大ゴミは、一家において数が限られており、それ以上になると追加料金を払わなければならないのですが、そのビッチ、それを払いたくなかったみたいね・・・

幸い、その際はコンドの管理人が気づき、「あんた、そんな事しちゃ駄目よー!!!」とイサめたらしいのですが、彼女は憤慨。
でも実は、これが最初では無くて、僕達がこの家に入居する前にも度々あった事だとか。

とまあ、被害者はそんなビッチな訳でして、ダーリンJは、「もし彼女がまた家に来て、君の名前や電話番号などの情報を知りたがっても、教えては駄目! もしそれが裁判に必要だからというなら、その弁護士オフィス、または保険会社の電話番号を聞いて、こちらから連絡しますから」と言いなさい、とアドバイス。

でも、そんなビッチ相手に太刀打ちできるのか、全然自信がありませんです・・・

2009年4月11日土曜日

マンホールの穴

あまり暗い話題ばかりだと、こっちも気が滅入ってくるので違う話をば・・・

今日は土曜日で、ダーリンJが家にいてファン吉ポンの様子を見てくれるので、気晴らしに外に出かける事に。
ガレージから車を出して出発しようとした時、「あーっ、あーっ、ウオォオオー!!!」という声が聞こえた。
何事かと思ってお隣さんを見たら、中年の女性がマンホールに片足突っ込んではまってた!!!

お隣さんは、うちと同じ位古い、築約100年のコンドミニアム。
その裏庭というか建物の裏側には階段があり、住民がよく出入りする所で、彼女もいつものように外出しようとした所、マンホールの蓋を踏んだ瞬間に蓋が反転して、片足がスポっと入ったようで。

「だ、大丈夫ですかー!?」と声をかけたら、「だ、大丈夫・・・・」と返事がきたものの、自分では起き上がれない様子。
あわてて駆け寄り、肩をかして起こしてあげた。
彼女は物凄く憤慨しており、「コレ、管理会社は直しておくべきよ!!!」と叫んだ。

とりあえず、彼女に骨折がないかどうか確認して、外れたマンホールの蓋を直したのだけれど、それがかなり古くて、淵のとっかかりが数センチも無く、またいつ外れるかもしれない危険な状態。
しかもこの穴、物凄く深くて、少なく見積もっても2~3メートルはあったんじゃないかな?
コレ、もし子供だったらそのまま下に落ちて、大変な事故になってたハズ。

思わず、「これは酷いですねー、危険すぎます」と彼女に言うと、「でしょー!!」と、怒り覚めやらぬ様子。
よくよく見ると、彼女の手や足には痛々しい擦り傷が。
その後、彼女は僕にお礼を言い、自分の部屋にヨロヨロと階段を登っていきました。

しばらくして出先から帰ってきたら、そのマンホールの付近には、TVドラマなどでよく見る黄色いテープが巻かれており、人が踏まないようになっていました。

これって、もしかして訴訟とかに発展するのかしら?
そしたら、アタシも証人として出廷するのん?
なんか知らないけど、ワクワクしてきた・・・・

あ、でも、起き上がるのを助けた時に、彼女の身体を確認もせずに触った(腕だけですけど)って事で、逆に訴えられたりして・・・・
アメリカじゃ良くある話らしいし・・・・・ ((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

補足:昔、カレッジでCPR(心配蘇生法)のクラスを受けた時、教授が色々な事例を挙げたのですが、よかれと思って助けたら、逆に訴えられた件がたくさんあるようです。

例1:レストランで食事中の老夫婦、夫人が喉に何か詰まらせ呼吸困難になっているのを見た他のお客さんが、すぐさま後ろから抱きかかえて胸を圧迫する方法のCPRを行い、無事異物を吐き出して命を救いました。
その間、その老婦人の旦那は何もせず、見ているだけ。
普通なら感謝するべきですが、しばらくしたら、その助けた人に、旦那の許可なく夫人の身体を触ったというセクシャルハラスメント容疑の裁判所通告が来たそうな。

例2:登山中に怪我をし、出血が止まらなかった仲間の足を止血のために、紐だかバンダナで結んで抱えながら下山。
しかし、結び方がちょっときつかったようで、血液の循環が悪く下界に付く頃には、その足は壊死。
結局、切断せざおえなくなり、患者はその件で自分の命を救った友人を告訴。

例3:自殺しようとした人を助けたがために、逆に告訴。

とか、色々恐ろしい話を聞きました。

そのクラスで教わった事で一番重要なのは、誰かを助ける時は、「私は今からあなたを助けます。その為にはあなたの身体に少しタッチしなければなりません。よろしいですか?」と、苦しんでいる人に問いかける事なのだそうな。
そんな、息も絶え絶えな人に言っている暇なんてあるのかいな?と思うのですが、そうでもしないと助けたつもりが、逆に加害者にもなりうるらしいです。

凄い国ですね、アメリカって。


 

2009年4月10日金曜日

一気に好転!


明日をも知れぬ状態だったファン吉ポンですが、一気に好転しました!!!!

それというのも、だいぶ昔働いていた動物病院の先生が言っていた、「薬を抜くといい事もある」という言葉を思い出し、それまで投与していた2種類の薬(人間用)と点滴を一時的に止めたのです。
考えてみれば、彼の体重は3kgとちょっと。
それに、朝晩二回、2種類の薬と、約1~2日おきにする点滴はキツかったのかも。
お医者さんはOKというか、むしろやってくれと言ってたんですけどねぇ・・・・?

兎にも角にも、薬を止めて数日経ちますが、かなりの前進です。
なにより、以前と違いたくさん食べるし、その後も吐かない。
頭もハッキリしている様子で、水も良く飲むし、数ヶ月ぶりにグッスリと眠っている。
彼はこの数ヶ月間まともに眠れず、ウツラウツラしたかと思うと、ハッと起き上がり、グルグル廻って座り・・・、の繰り返しだったので、それこそ猫の様に丸くなって眠る姿を見て物凄く安心しています。

最近は眼にも生気が宿り、足取りも力強くなり、ちょっとずつですが、大好きだったおもちゃにも臭いをかぐなど反応しています。
ただ、薬を止めたせいで視力が弱まったのか、たまに歩いている時や振り向いた瞬間など、物体に頭をぶつける事もあるので、高血圧用の薬はこれから少しずつ与えるつもり。

これが医療的に正しいのかどうかはわかりませんが、少なくとも彼は以前と比べて気分が良いらしいので、様子を見ながら続けるつもり。
ていうか、もしかして僕達が投薬したせいで彼の具合が悪くなったのでは・・・、と思うと、申し訳無い気持ちで一杯なのです。

2009年4月7日火曜日

一退するばかり

暗い話題ばかりですが、こうやって書いているのは、残された時間はたぶん僅かであろうファン吉ポンが、どんなに頑張ったか忘れないように記録しておきたいから。
この手の話が苦手な人は、スルーしてくださいね。

4月5日日曜日の夜、点滴後の彼の様子がおかしい。
まともに歩けなくなり、夜11時30分頃にカバー付き猫トイレの中に引きこもった。
ひどく具合が悪い時のサインだ。
10分後、ようやく出てきた途端に、物凄い量のゲロ。
ヨロヨロとリビングに戻ると、リクライニングチェアの後ろに隠れるように倒れこみ、そこで発作。

2階にいる、ちょうどベッドに入ったばかりのJを、大声で叫んで起こした。
今回の発作は今までよりとても酷くて、「今度こそもう駄目だ・・・」と、2人とも思った。
何度も何度も繰り返す発作の合間は、「ハッ!、ハッ!、ハッ!!!」と顔を苦しそうにゆがめ、本当に息も絶え絶えな感じで、小さな彼の心臓は飛び出るんじゃないかと思わんばかりの早さで鼓動していた。
この時ばかりは、本当に覚悟した。

それでも数十分後、何とか持ちこたえてくれた。

その日からほぼ徹夜で彼の事を見張っているけれど、翌日はほぼ何も食べず、水さえ飲まなかった。
座ることもままならない状態なのに、トイレにだけはヨロヨロしながらも行きたがるんだね、えらいよ、ファン吉ポン。(僕が抱きかかえて連れて行ってます)

今日は水をたくさん飲んで、ほんのちょっとだけどごはんも食べた。
足取りも、昨日よりは少ししっかりしたかな?
でもやはり、頭がボーっとしているみたい。

約2年半前に彼を保護した時は半分死に掛けており、このまま死なせてなるものか、と2人で頑張ったけれど、その後元気になっておもちゃで遊ぶ姿など見てホッとして、そして今の彼が苦しむ様子を見ていると、もう頑張らなくてもいいから、少しでも早く、そして楽に天国に行って欲しいなぁ、と思わざるをおえないのです。
彼があとどれだけ生きられるかわからないけれど、その間できるだけ一緒にいてあげて、最後の時は僕達の腕の中で逝かせてあげたいです。

2009年4月1日水曜日

一進一退


最近のファン吉ポンは、具合が良い日は良く食べ、良く寝たりするのですが、そうでない日はほとんど飲まず食わずで、眠ることもできない様子で、一進一退を繰り返しています。
そんな彼は、昨日からほぼ一日中何も食べず、例の喘息が続いてベッドから起き上がるのも困難な様子。
嫌な予感がするなぁー、と思っていたら、午後6時40分頃に突然発作を起こした。

その時、たまたま早く帰っていたダーリンJは食事を済ませ、ダイニングルームのテーブルで雑誌を読んでおり、僕は隣のリビングルームで、いつもファン吉ポンが視界に入るように置いてあるリクライニングチェアに座ってTVを見ていた。
バッタンバッタンという音が聞こえたので、あわてて彼を見ると、床に置いた彼専用のベッドから転げ落ちて上半身と下半身を違う方向に捻るような、例の発作を起こしていた。
すぐそばにいたJがすぐさま抱きかかえ、僕は毛布を持って行って彼を包んであげた。
いつもながら、眼を見開き半開きの口からはゼーゼーと苦しそうな息遣い。

Jがファン吉ポンの発作を目撃したのはこれで2度目。
でも、最初の目撃の時は、コロンバスの大学動物病院からの帰り道、運転中に後部座席に置いたケージの中で発生したので、激しい音と発作後の苦しそうな様子しか見ていない。
だから、Jにとって、今回が始めてみる実際の発作。
かなりショックを受けていたようだった。

ファン吉ポンを毛布に包み、椅子に座ってマッサージしながらしばらく抱いていたが、どうも下に降りたい様子。
下ろしてあげたら、ヨロヨロと歩きながら、水飲み場に行き、そこでヘタリこんだ。
普通に座ることさえできないみたいだ。
あんまりかわいそうだったので、彼をベッドまで抱えて着地させてあげた。
そして、約一ヶ月前から夜中でもそばに居られる様、彼のベッドの脇に置いてあるエクササイズ用マットレスに寝そべり、様子を見ていた。

10分後、またしてもカクカクした動きが始まり、新たな発作。
今度はそれが3度も続いた。
2人で交互に抱いて、なんとか落ち着かせるように努力した。
数十分後、やっぱり下に降りたそうなので、そうしてあげた。

そしたら、ヨロヨロと歩きながら、キッチンから裏庭に続くドアに歩いて行き、外に出たがる様子。
彼が外に出たがるのは、良いお天気でさらに気分がいい日だけ。
出たとしても、ポーチの上でまったりと5分くらい日向ぼっこするくらい。
こんなに具合が悪いのに、外に出たがるなんて、もしや死に場所を探しているんじゃ・・・、と不安がよぎったけれど、もしこれが最後なら彼の好きにさせてあげようと、ドアを開けた。

しばらくポーチの上をウロウロし、そこから2段の階段を降りた彼は、土のある場所へ行き、おもむろにしゃがみこんでウンPをした。
しかも、結構な量・・・
あれ?ウンPは毎日、猫ちゃんトイレでしているはずなのに?

ビックリしたのは、その後何もなかったかのような足取りで、すぐさま家の中に入り、カウチに座っていたJの隣にジャンプしてスヤスヤ眠った事!
それまで、歩くこともままならなかったのに・・・・
な、なんだったんだ、あの病気っぷりは?
ウンPをする事で、何か良い作用が起きたとでもいうのかしら?

↑の写真は、数日前に撮った、裏庭のポーチでまったりするファン吉ポン。