2009年8月26日水曜日

ロードトリップ

今、何故かニュージャージー州に居ます。

というのも一週間ほど前、「貸し家にしていたニュージャージーの家が、この数ヶ月ずっと空き家で、なかなか借り手が見つからない。広告をだすにも、撮ってあったはずの写真が見当たらない。だから、そこに行って、写真やビデオを激写してきてほしい」とのダーリンJからの要望がありまして。

写真やビデオを編集して、それを動画サイトにUP。
WEB広告に直接貼り付けるか、リンクして興味を持ってもらおう、という策略みたいだ。
でもその作業、結局僕がやる羽目になりそうだけれど、一人でロードトリップなんて初めてだし、なんだか楽しそうなので、二つ返事でOKを出し、8月25日、火曜日の午後2時にオハイオを出発しました。

アメリカ大陸を横断しているI-70を、東へずっと走る事4時間半、やっとオハイオ州から抜け出た訳ですが、まあ、その間のドライブのつまらないこと、つまらないこと。
道は平坦で起伏も無く、高速道路の両側には樹木がうっそうと生い茂っているので、風景もまったく見えず、途中で眠りこけそうになりました。
コロラドだと、美しく険しい山肌や、果てしなく続く地平線に重なり合う山脈など、飽きることなんてなかったのになー・・・
あたしやっぱり、この州好きになれそうにないかも。

それがペンシルバニア州に入ってからは、ガランと風景が一転。
山あり谷あり、急なカーブもあって、途中には川だか湖のそばにとても美しい街があったりと、どうして隣の州なのにこんなにも違うのかと。
その後一時間ほど走り、暗くなってきたのと、眼が疲れたのかシバシバして涙が止まらなくなってきたので、これ以上運転するのは危険だと判断し、途中のモーテルに宿泊。
ツインの部屋をシングル料金にしてもらい、AAAカードでさらに割引まで。
アメリカに来てから、結構厚かましくなったかも。

翌日は朝の9時半に出発。

午後2時ごろには着くかな?と思ってたら、ニュージャージーの家に着いたのは夕方の5時半でした。
高速道路のあちこちで工事をしていたので、スローダウンしなきゃいけなかったのと、NJに行くのにベン・フランクリン橋を渡らなければならず、フィラデルフィアで高速を降りたのですが、そこで迷子になって、行ったり来たりを繰り返してたのも原因なのですが、あたしすっかり忘れてたわ、ペンシルベニア州が横に長~い州だという事を!
走れども走れども農村地帯で、やっとフィラデルフィアのビル郡が見えたときは、「あ、キターーー!!」と一人で叫んでました。

フィラデルフィアは、僕がアメリカで初めて通った学校のある街。
映画、「シックスセンス」や「ナショナルトレジャー」でも有名ですね。
かなり歴史のある、アメリカでも重要な街、のはずなんだけど・・・・
数年ぶりに通りすぎたフィラデルフィアは、相変わらず灰色がかって、太陽は出ているのになんか陰気で貧乏臭い街でした。
この荒廃っぷりは何とかならないものかね?

とまあ、すんごい疲れたけれど、結構楽しい旅でした。

でもこれ、オハイオに帰る時も同じ位運転しなきゃいけないのよね・・・・

2009年8月22日土曜日

犬のような猫


うちの3にゃんの中で、一番のアフォ猫のSimon君ですが、時々こいつ本当は猫じゃなくて犬なんじゃないか?と思うようになりました。

というのも、甘え方がしつこくて、いつも僕がカウチに横になっているとジャンプしてきて、「なでろー、頭と鼻をなでろー」と、自分の頭を僕の手の平にグリグリと押し付けてくる攻撃がひどい。
しかもその際は、フンガー、フンガーとか、ハァハァとか、何を興奮してるのかしらないけれど、妙に鼻息が荒いの。

僕がご飯食べてると、そばでジーっと恨めしそうに見てるし、ちょっと眼を離すと盗み食いもする。
それだけでも十分なのに、今日なにげにトイレを覗いたら、爪先立ちで便器の中の水を飲んでいる彼を発見!!!

オーマイガーーーーーー!!!!

隣にはちゃんとした電気式の猫専用噴水があるというのに、なぜにわざわざトイレの水を飲むのか、理解不能。
ていうかコイツ、甘える際、時々僕の顔舐めるんですけど・・・

この猫、ほんとヴァカ。

2009年8月20日木曜日

腰痛

日本に滞在中、夜でもあまりの暑さにダラダラ汗をかくので、敷き布団の上で眠る気になれず、ずっと畳の上にタオルケットだけを敷いて寝ていました。
あと、車が無いので移動にかかる費用を少しでも安くしようと、歩ける距離は1時間くらいだったら歩くようにしていたのですが、そのせいか持病の腰痛がひどくなり。

一度など、2時間くらい歩いた後バスに乗ったら、停車場で降りるときに腰の辺りに激痛が走り、ソロリソロリと妙な足取りで降りざるおえませんでした。
その間の「このおっさん、何してんの?」という、他の乗客の目線の冷たい事!

この際だから、ついでに整形外科に行って、腰の骨のレントゲンでも撮ってもらおうと、いそいそとでかけました。
歯科、内科、泌尿器科、眼科と続いたので、もうこの時点でナチュラル・ハイになったのか、病院通いが妙に楽しくなり、病院に毎日のように集まる老人の気持ちがよくわかる気分に。

結局、ヘルニアとかの重症ではなく、「ちょっと骨と骨の間接がちょっと縮まっていて、それで神経を圧迫しているみたいですねー。 日本を旅立つようなので、一ヶ月分くらいの湿布を処方しますねー。」と、これまたカジュアルに言われ。
病院って、結構融通効くんだ~、と関心した次第です。

んで、もらった湿布ってのが昔のイメージと違ってスタイリッシュというか。
臭いはまったく無いし、自分では見えない腰への塗布も超簡単で、しかもめっちゃ効果あり。
コレ貼ってると、本当に腰痛が治まるのねん。
でも、そんな素晴らしい湿布、一か月分のお値段が820円って、どういう事ですか?

何度も言うように、日本の保険制度は素晴らしい!!!!

これで日本への滞在中、虫歯の治療や心電図、レントゲン、エコー検査、血液検査、尿検査、眼の検査、眼鏡の処方箋、栄養士との相談、そして各種の薬を処方+薬代してもらったのですが、全て合わせても5万円以下!!!
コレ、アメリカでやったら大変な金額になってますよ。

ああ、日本人に生まれてきて本当によかった。

2009年8月19日水曜日

今日は良い日?

9月から通うことになっているカレッジに、用事ででかけた。
ダウンタウンの中にあるこの学校、専用の駐車場もあるのですが、まだ本式の生徒でない僕が利用すると$2かかる。
たった30分の用事に$2払うのは嫌なので、路上のコイン・パーキングメーターを利用しようとしたら、すべて満杯。

何回かグルグル廻って、ようやく空きスペースを見つけたのですが、前後に車が止まっているではないか!
こ、これは縦列駐車をするしかないのかしら?
と、一瞬諦めかけましたが、幸い道路も一方通行で4車線あり、後ろからも車がきそうになかったのでトライ。
実はあたし、アメリカに来てから縦列駐車なんてものはほとんどした事無いというか、そんな状況になったら少し離れた所に駐車して、歩いたほうがマシ、くらいの縦列駐車恐怖症なんです。

でもなぜか、今日は一瞬ですっきりとパーフェクトに駐車できました。

自分でも驚きー。

いやだもう、あたしったら結構運転ウマイのかしら?
とか思いながら、ルンルン♪気分で用事をすませた後、たまにいくカフェへ、アイスコーヒーを飲みに行った。

なんか見たこと無い若いギャルな店員さんが、一人で客の相手してたんだけど、その女、しゃべるしゃべる。
手を動かすよりしゃべってるほうが長いんじゃないの?と思うくらい、ペチャクチャペチャクチャ喋り倒し。
まあ、これくらいはアメリカなら普通だし、しょうがないかなー、と思いながら、待つこと約10分。
出来上がったのは、僕が来たときに居た前の客へのたった2カップのコーヒー。
なんでコーヒー2杯を作るのに10分もかかるのか?意味わからん。

やっと自分の番が来たかと思ったらその女、おもむろにその客のためにさらに2つのカップを準備しやがった。
てことは、これからさらに10分待たないといけないの?

もう無理、ア然としながら、無言でその場を立ち去りました。

こんなの、日本だったらソッコー首だよなー、と思いながらも、やっとアメリカに帰ってきた実感が沸々とわいて来た気分です。

2009年8月18日火曜日

白猫現る

日本からアメリカに帰ってみると、家の裏庭にあるポーチに、かわいい白猫が朝と晩、鎮座してご飯をねだるようになっていた。
聞けば、僕が日本へ一時帰国したそのあたりから、我が家に訪れるようになったそうな。
それからダーリンJは毎日、彼に朝晩ご飯をあげているようですが・・・

その猫ちゃん、首には蚤よけの首輪をしているものの、身体は薄汚れていて、頭部には他の猫ちゃんと喧嘩したのか、痛々しい生傷がたくさんあってとても不憫。
しかも、まだ若くて1歳になるかならないかくらいの体格。
たぶん、迷い猫か捨て猫だと思うんですが、とても人間に警戒心を持っており、近くに寄ると逃げてしまう。
何とかしてあげたいんだけどなー。

上の映像は、たまたま前庭のポーチにいたその猫ちゃんを、玄関のドア越しに隠し撮り。
とてもかわいいでしょ?

最近は少し慣れてきたのか、餌をあげる時に近くに寄っても逃げないようになってきたのですが、こないだ背中をナデナデしてたら、てっきりゴミか埃だと思っていた、真っ白い毛の上にあるたくさんの黒い斑点がモソモソと動き出し、ソレは蚤だという事がわかりビックリした。

あわてて、背中に点ける蚤の薬を塗布してやったら、数日後、その黒点はすっかり無くなっていたので安心した。
今までさぞや痒くて辛かっただろうなー、と思うと、やるせない。

もう少し馴れたら、彼を保護してシェルターに連れて行き、チップが埋め込まれてないか確かめ、猫エイズの検査などをして問題がなかったらうちの子にしようかねー?と、Jと話している最中。

2009年8月15日土曜日

白内障

糖尿病な上に前立腺炎という診断を下され、メッキリ年寄りになった気分になりましたが、実はもう一つ気になる箇所が・・・

実はワタクシ、お菓子の袋の裏側に書かれている栄養素や成分表などを読むのが好きで、買う前にコッソリ眺めては、「ホウホウ、これはカロリー低そうだから食べても大丈夫かな?」、などとチェックなどしていたのですが、10ヶ月くらい前から急にその成分表がボヤケルようになり、見づらくなった。
そのうち、本などの印刷物も20~30cm離さないと読めなくなり、「ああ、コレが俗に言う、視力の良い人は早く老眼になりやすいって事なのねん」、と呑気にかまえていたのですが。

「糖尿病の怖い合併症に一つに、眼の病気があるから調べてもらいなさい。」というお医者さんの言葉に従い、眼科にも行ってきました。
子供の頃から視力は良い方で、大人になってもずっと1.0をキープしていたのですが、今回調べてもらったら、左右とも0.5まで極端に落ちていた。
しかも、近視と乱視がまざっているようで、眼科医の「夜とか雨の日なんか、車を運転する時に見づらいでしょ?」という言葉に深く相槌を打ち。
アタシ、てっきり自分は鳥目だと思っていた・・・

それだけでも十分なダメージなのに、「あー、それと君、軽い白内障にかかってますねー。 これは糖尿病からくる合併症かもしれないので、気をつけてね。」と、カジュアルに言われ。
ど、どないすればいいの?と動揺していると、「もうすぐアメリカに戻るらしいんで、うちではどうにもできないけれど、眼鏡の度数の処方箋くらいならできますよ。」と提案。
「お、お願いしますぅ~」と、半泣きになりながら答えた。

んで、遠近両用のレンズに調整してもらったんだけれど、すごいのね。
これまで、遊び以外で眼鏡をかけた事なかったのでわからなかったけど、ちゃんとした度数のレンズで見ると、ハッキリクッキリと見えるんだー。
こんなにも違うなんて、驚いたよ。

でも、その調整されたレンズで頭痛とか起きないか調べるために、幼い頃のルーク・スカイウォーカーのゴーグルのような眼鏡をかけて、30分ほど病院内をウロウロしなければいけなかったのは辛かったけれど。
だって、その特殊レンズを装着した僕の顔見ると、皆ギョっとするんだもの。

2009年8月14日金曜日

Josh Groban & Sting



今、僕が恋をしているといっても過言ではないくらい大好きで、毎日彼のアルバムを聴き倒しているアーティスト、Josh GrobanがあのStingとデュエットしている動画をハッケーン!

2人とも違う声質、歌い方のスタイルなのに、こんなに素敵なハーモニー。
やっぱ、才能がある人達は違うんですねー。

あと、後ろや横にいるギタリストやトランペッター?も、必要以上にイケメンで、眼福動画となっております。
ていうか、Stingさん、あまりにも歳をとらな過ぎなので、何か変な薬でも打ってるんじゃないかと心配。
彼の歳であのルックスって、ありえないような・・・?
でも、常に腰に左腕を廻しているという事は、やっぱ寄る年波には勝てない腰痛でもあるのかしら?

2009年8月12日水曜日

前立腺炎

そんな訳で、「糖尿病です。しかも、かなり悪い。」という診断を受け、ガックリ肩を落としながら次に向かったのは泌尿器科。

どうも半年くらい前から、ティンコの右上下腹部に妙な違和感があり、それが次第にジクジク痛み出してたのです。
あと、他にもちょっと人前では話せないような症状も・・・ ゴニョゴニョ・・・
泌尿器科なんて生まれて初めて行ったのですが、僕の他の患者さんは皆老人ばかり。
あ、あたしって、もうこのカテゴリーに入っちゃうのかしら?などと不安を抱きつつ待つこと数十分。

ドクターに会う前に、尿検査とエコーは撮っててあったのですが、最近の病院はすごいんですね。
カルテというか、患者のそれまでのデータが全てデジタル化&コンピュータライズ化しており、どの科のお医者さんでも患者の過去の病歴なんかが一発で見れちゃう。
内科で撮ったレントゲンなんかもクッキリ写ってて、うわ、スゲーと思いましたですよ。
でもすぐに、「あー、君、糖尿病だってねー!」ってバレてしまいましたけど。

さてさて、この泌尿器科の先生、見た目がかなり個性的で、話し方も妙にハイテンション。
だ、大丈夫かいなぁ?と思う暇も無く、問診の後いきなり「ハイ、じゃぁ、ズボンとパンツを脱いでね!」と指示され、診察台の上に仰向けになり触診。
これくらいなら予想もしていたのですが、その後「ハイ、じゃあ今度は横になって膝をかかえてね」、その後「♪ルン」という音にできない響きが伝わったのは、単に僕がゲイだからじゃないはず・・・

え?あ?え?と思うまもなく、看護婦さんに優しく足元を固められ、心の準備もできていないままに、ラテックスの手袋をはめたドクターの人差し指が、僕の敏感な部分にいきなり挿入され。
ひ、ひいいいぃいいぃいいい~~~~、となりながらも、「ここはどうですか?これは?」と、直腸内をまさぐりながら聞いてくるドクターに、「だ、大丈夫です~」と生返事。

それが気に食わなかったのか、ドクターいきなり、「じゃぁ、ここはどう!? ホラ、痛いでしょう!?」と、ある部分を押されたのですが・・・・
あまりの痛さに、「痛い痛い、とっても痛いですぅ~~~~!!!」と叫び。
それでもそのドクターったら、止める事も無く、「じゃあここは?ここも痛いよねー?あと、こことか?いひひひひ」と、神の指裁きで痛点をグリグリとピンポイント攻撃。

この医者、ドSと見た!

ていうか、お医者さんてすごいねー、指先一つで悪い所とかわかるんだもの。
その技術、ぜひ習得したい。いろんな意味で。
結局、そのドSの医者にもてあそばれた後に下された診断は、「前立腺炎」でした。

前立腺炎とは、30~50代の男性によくある病気で、いろんな原因があるらしいのですが、僕の場合は運動不足と、一日中パソコンの前に座りっぱなし、あとは糖尿病の合併症ではないか、という事でした。
とりあえず、一か月分の薬をもらって一日食後に2回飲んでいるのですが、なんかイマイチ効果が無いような・・・?

「このままだと、バイアグラのお世話になるかもよ」とドクターに言われたのですが、アタシ、ぶっちゃけ過去5年で2回くらいしかセクースしてないから、別にEDになってもいいかなー?とか、ヤケになっている今日この頃です。

2009年8月11日火曜日

新しいプリンター



今持っているHPのプリンターがあまりにもイケてないので、そろそろ新しいのが欲しいなーと思い、色々な小売ショップを覗いて気に入ったのが、このEPSONのARTISAN-800。
オート・ドキュメント・フィーダー、Copy、Scan、Fax、各種メモリースロット&USB対応、CD or DVD-ROMへの直接印刷、そしてWi-Fi接続とあこがれのタッチパネルなど機能満載のこのプリンター、どこの店でも定価の$299。
でも、僕の予算は$250以下。
なんとかならないものか?と思って、ふとEPSONのサイト、epson.comを覗いたら、なんと今ならスペシャル価格で$70 offで$229ですって!
しかも、送料無料って・・・!!
迷わずポッチリしました。

んで翌日の午後、家でのんびりしてたらピンポーン♪
なんと、前日にオーダーしたプリンターがFedExでソッコー届きましたよ。
てっきり1週間ほどかかると思っていたのに、たった一日とわ・・・
凄いよ、EPSON。
さすが、日本の企業だ。

届いたプリンターを開封して、さっそく色々いぢってみたのですが、さすが日本ブランド、印刷がめっちゃ綺麗。
色合いが全然違うのね。
解像度の低い画像でも、脳内で補正しているのか物凄く綺麗に印刷してくれるし。
あと、CDやDVD-ROMに印刷する際、ボタンを押すと「ギューィン、ガチャンガチャン、ガシャコン、ガシャコン」と、体内からCDトレイを吐き出してくれるのも、ガジェット好きな殿方にはたまらないかも。
このスペシャル価格は、8月15日までなので、EPSONのプリンター購入をお考えの方はお早めに。
この製品、凄くいいです。

2009年8月9日日曜日

糖尿病

今回の日本への旅の目的は、今年85歳になる親の顔を見に行く事と、歯の治療と健康診断。

実家には、日本に帰ってすぐに行き、1週間ほど滞在。
直腸癌と脳卒中を生き延びた父は、老いてますます元気という感じだったけれど、3年前膝の手術をした母親が、秒速3センチの歩幅でしか歩けなくなっており、しかも眼もほとんど見えなくなっていた。
島に住む兄達には、「もしもの事があっても、お前は遠い所にいるんだから、帰ってこなくてもいいよ」と言われ、「ああ、もうそんな事を考えなきゃいけないんだなぁ」と、悲しくなった。

その後沖縄本島に戻り、国民健康保険証を作って、歯の治療。
1週間ほぼ毎日通って、悪い所を全て治してもらった。
最初の3回くらいはそれなりの金額だったけれど、4回目なんてたったの120円ですよ!?
120円って、ペットボトル飲料よりも安いんですけどー?
あまりの金額に、「へ!? 本当に120円でいいんですか?」と、受付のお姉ちゃんに再確認しますた。
日本の医療制度はすばらしい!!!

翌週は健康診断の為、長姉お勧めの大きな病院へ。
オハイオに引っ越してから、身体のあちこちに異常を感じるので、この際全て検査してもらおうと思って。
人間ドックに入るのもいいけれど、内視鏡なんて飲むと絶対ゲーって吐きそうだし、ドックの2日前から酒飲んじゃいけないって、絶対無理!と思って、気になるところだけ調べてもらいました。

まずは、最近心臓がドキドキして、夜中に苦しくて起きる事もあるので、レントゲンとエコーなどを撮ってもらいましたが、結果は意外とOK。
ただのストレスだったのか?

つづいて、血液検査と尿検査。
コレステロール値が気になるのと、兄弟に糖尿病が何人かいるので調べてもらったのですが・・・・

最悪な結果で、ワタクシ、かなり重度の糖尿病だという事が判明しました。

血糖値は通常の約3倍(通常60~110)の、305mg/dl。
ヘモグロビンA1Cという、過去3ヶ月の健康状態を示す数値も8.8%(普通4.3~5.8%)と、かなりのハイスコアを叩き出してしまいました。
医者からは、「この歳でこれだけ高い数値って、アンタ大変だよー。これはもう、すぐになんとかしないといけないレベル」と言われ、恐れおののき。

栄養士のアドバイスと、薬療法を受ける事にしました。

栄養士さんには、「データを見る限り、あなた食生活はそんなに悪くないわよね? もしかして、お酒たくさん飲む?」とズバリ聞かれ、「はい、そうです・・・」と力なく答える私。
「どのくらい飲むの?」と聞かれ、「はい、ビールを毎日2~3ℓ・・・」と、控えめに返答しました。

で、その後も色々と尋問されて解かったんだけれど、日本に帰ってから食べ物があまりにおいしくて、ほぼ毎日スーパーの惣菜、しかも揚げ物ばかり食べていたのが悪かったのかも?という事でした。
なんか、普段揚げ物食べない人が、いきなり大量に摂取すると膵臓に負担がかかり、血糖値が跳ね上がるとの事。
その日から揚げ物禁止令が出され、スーパーに行っても横目で眺めるだけになりました。
まるで拷問。

薬はとりあえず一週間分処方してもらって、様子を見ましょう、という事に。
その一週間、揚げ物を一切食べず、お酒の量も半分にして再検査したら、血糖値は約半分の158mg/dl。
ヘモグロビンA1Cは0.2ポイント下がって、8.6%になって、少し安堵。
それでも、まだまだ高いけどねー。

結局、日本に住んでいないから、という事で特別に3ヶ月分の薬をもらったのですが、それを飲むと薬の副作用なのか、瞼が非常に重く感じたり、食欲がガックリと落ちたりと、大変難儀。
身体もだるくて、時々吐き気をもようしたりもする。
普段は病気になっても滅多に薬を飲まないので、身体が拒絶してるのかも?

でも、おかげで食が細くなって深夜のドカ食いも無くなり、この数週間で2kgほど痩せました。
食事を取った後、薬を飲むと急に眠気が襲ってくるのは少々不便だけれど。

そして、これで終わりと思うなかれ。
僕の病気ブログはまだまだ続くのです・・・

2009年8月8日土曜日

こっそり帰国

題名を書いた時点で、「帰国」って日本じゃなくてアメリカなんだなぁー、とシンミリ思った次第です・・・
だってもう、日本には自分が住む場所無いんだもの。

という訳で、一週間前にコッソリとアメリカに帰ってきました。
今回は色々予定があって、毎日忙しい日々を過ごし、グッタリして帰ったのですが、その後一週間程は時差ぼけと、ただ今投薬している薬の副作用で(その話はのちほど)なんだかおかしい日々。
やっと通常の生活に戻りつつあるので、こうやってブログの更新をしています。

ところで、今回の日本行きの旅は散々なものですた。
マイレージでノース・ウェスト航空を利用したのですが、乗る直前になってなぜか飛行機がデルタ航空なのに気づいた。
もしかして、搭乗口間違えたのかしら?と思いつつも、テキトーに乗ってテキトーに座ったらOKだったので、大丈夫かな?と。

ていうか、最近の飛行機チケットって、2次元コードとか印刷されていて、ピピッと読み込んでくれるのねー。
日本までのチケットも、感熱紙みたいなペラペラのに印刷されただけのが一枚だけだしー。
3年前日本に帰った時には無かったテクノロジーの進歩に、ビックリしますた。

んで、飛行機の中に乗り込んで機内雑誌で、ノース・ウェストとデルタは合併した事がわかり、ああ、この飛行機は間違っていなかったんだ、と安堵したのもつかの間、この航空会社、ヤヴァクね?
機内が思い切り貧乏臭いんですけど?

今時、国際線なのに、前席の後ろにあるはずの小さな液晶TVが無い!!!
ま、まぢですかぁ~!!???
あたし、こんなのに乗ったの、12年ぶりくらいなんですけどー?
この先、12時間のフライト、どうやって過ごせばいいのか・・・

あと普通、飛行機のシートの頭があたる部分には、衛生的にするために白い紙みたいなのがあるじゃない?
あれすら、経費削減のためか取り払われているのよ!!
そんな、自分の前に座った人がポマードべっとりだったらどうすんのよー、って叫びたくなったわよ。

その後現れた、専属のフライト・アテンダント(って言うんですか?)にもびっくり。

なんかもう、この世に疲れ果てました・・・ みたいな形相で、眼の下にはドス黒い隈。
髪の毛はかろうじて整えているものの、額からいくつかの束がヒラリと降り立ち、幸薄い感がドンヨリ漂っておりました。
いったい彼女に何があったのかわかりませんが、そんな状態でも事務的に仕事をこなす彼女を見ていると、こちらまでドンヨリしてくるのでした。
あと他に、離陸直前になっても立ち上がっているお客に対して、「座ってよ!!!」と鬼の形相でブチキレているスッチーさんもいました。
ああ、コワイコワイ。

ていうか、機内食マズイんだよーーー!!

だってさー、メニューにある「季節の野菜の新鮮サラダ」なんて、これ一体何日前に作ったヤツ?と思うほど、色合いが変わってたもんねー。
「季節の新鮮なフルーツ」は、容器にゴロゴロと数粒のブドウが入ってるだけだし。
他の食事に関しては、もはや何の記憶も残っておりませんです。

そんな訳で、約5週間を日本(沖縄)で過ごし、帰路に発った訳ですが、成田でアメリカ行きの飛行機搭乗25分前に「あれ?そういえば、アメリカに入国する前にインターネットで何か申請しなきゃいけなかったんじゃなかったけか?」みたいな事をボンヤリと思い出し、デルタのカウンターで聞いたら、「ああ、ESTAの事ですか? 最悪、入国を拒まれる事もあるので、やったほうがいいです。ていうか、やらないといけないです。」とハッキリ言われ、あわてて下の階にあるコイン制のPCに100円玉を投入し、大急ぎで登録。
その間も、自分が乗る飛行機の搭乗手続きが始まっています、みたいなアナウンスが始まり、冷や汗がでた。

んが、後で調べたらコレ、ビザ免除対象者じゃん。
あたし、学生ビザ持ってるし、しかも、最低72時間前に登録って・・・・・・・

やった意味無し・・・・ orz

そんな訳で帰路についたのですが、さすが日本からアメリカへの路線は違いましたよ。
同じ航空会社なのに機内食はおいしいし、スッチーさんの気配りも丁寧。
でも、他のお客さんとは違い、なぜか僕には英語で話しかけていたのですが・・・・
あはははは、国際線だからしょうがないですよね?
決して顔が濃いからとか、そういうんじゃないと信じたい。

乗り継ぎの国際空港でも一波乱あり、イミグレーションでひっかかり、パスポート・コントロールに送られ、あやうく乗り継ぎのフライトを逃す所でした。
それというのも、6月にアメリカを離れた際、パスポートにホチキスで止められているI-94という紙切れを航空会社が剥がし忘れたので、書類上は僕はアメリカから出国していない、という事になっているそうな。

自分も日本に着いて、これ、なんで今でもパスポートに残っているんだろう?まあ、いっか!!
ぐらいに思っていたんだけれど、そんなに大事なものだったのねん。
ていうか、そんな大事なもの、とり忘れるなよ、航空会社!!

結局、イミグレーションのお兄ちゃんではどうしようもできない、という訳で、怪しげな人がウヨウヨいるパスポート・コントロール署みたいな所に送られ、「ああ、このままアメリカに入国できなかったらどうしよう・・・ この歳で学生だなんて、怪しまれても当然よね・・・」と、ドキドキしながら待つこと数分。

ベテランらしきおっさん職員が対応してくれ、何の問題も無く通過できますた。

ああ、良かった。