2010年7月30日金曜日

Roomba




コロラドからオハイオに帰ると、家の中にお掃除ロボットRoomba君が鎮座していました。
しかも、2台も。
どうしたのかと訊ねると、Craigslistで2台で$150という破格値で手に入れたという。

うちはフローリングで、掃除機をかけてもかけても、猫の毛がすぐに床にたまるのに嫌気がさしたらしい。

さっそく運転してみると、おおおぉおお~、あちこちに頭をガチャコンガチャコンとぶつけながらも、ちゃんと部屋の隅々まで掃除してくれる。
でも、思ったより頭悪くて、同じ所をグルグル廻ったり、部屋の隅でトラップに掛かったように、もがくように必死で抜け出そうとしている姿は、出来の悪い子を見ているみたいでかわいい。掃除機だけど。

んで、この掃除機の凄い所は、バッテリーが切れそうになったり、「あ、もうこの部屋は綺麗だわ」と感知すると、自動的に充電器の所まで行って、ンピャピャッパピャッパパー♪とかわいい電子音を発生して接続、リチャージしちゃう。

でもこれ、メチャクチャうるさいのよねー。
運転中はTVなんか見れないっす。
あと、「もういいから、家に帰ってちょうだい」ボタンが無いので、終わるまで待つか、途中で止めたい時は強制終了をして、抱きかかえて充電器の所まで持っていかなきゃいけないのが爪の甘さ。

本体が小さいので、ゴミが溜まる部分もキャパが少なく、掃除するたびにゴミ捨てしなきゃいけないんだけど、なんかダーリンJ、それも楽しそうにしてますよ。
ペット感覚なのか?そうなのか?

2010年7月28日水曜日

スクーター



なんとなくYouTubeサーフィンをしていたら、こんな↑懐かしいTVCMを見つけて、昔の事を思い出したりしました。

僕が始めてスクーターを買ったのは、高校2年の頃。
親が住む沖縄の離島から離れ、本島で兄姉と3人で、2部屋しかないとても小さなアパートに住み始めて1年ちょっと経ってからの事でした。
僕は工業高校に通っていたのですが、学校に行くまでにバスを乗り継いで約2時間という道のり。
しかも、交通機関の発達していない沖縄なので、交通渋滞に巻き込まれると、さらに伸びて3時間くらいはかかったり。

そんな中、同級生達はどんどん免許証を取り、その後はバイクを買って通学するようになっていった。
ちなみに、当時はまだ原付に対するヘルメットの義務はなかった時代で、高校生達は当時流行っていた、ムササビスタイルのスウェットを着て、原付に乗って両腕を風でバサバサいいながら市内を走るのがカッコいいと思われていた時代。
あと、なぜかヤマハの車体が軽いパッソーラに、同じくヤマハだけど馬力の強いJOGのエンジンを載せる、パッジョグと言う、亜種のハイブリッド車が人気だったのは沖縄だけだろうか?

高校2年になって、やっと回りの同級生の方言が理解できて、自分でも少し話せるようになった頃、現在は無い某那覇市内のショッピングセンターの地下にある回転寿司屋でアルバイトする事にした。
本当は、マックとかロッテリアとか、A&Wとか、お洒落な所でバイトしたかったんだけど、貧乏だったのでそんなハイソな所にも言った事が無く、なにしろ自分の日本語が怪しかったので、絶対雇ってもらえないと思って断念。

でも、まず履歴書なんて書いたこと無かったので、「志望の動機」欄に「離島出身なので、自分で稼がないといけないのです。」と書いたら、すぐに雇ってもらえた。
後で分かった事だけど、そこのスタッフには、たくさん離島出身者がいた、そして皆やさしかった。

僕の仕事は、巨大な釜でご飯を炊く事と、それを巨大なおひつとシャモジで寿司酢と混ぜ合わせ、酢飯を作る事。
お客さんの要望に合わせたうどん、または蕎麦を作る事。
そのうどん、蕎麦の汁を作ること。
天麩羅を作る事。
帰り際には、寿司酢の仕込みと、たっぷりとバケツに溜まった生ごみの処理。

など、シンプルだったけど、ひっきりなしにお客さんが来るので、物凄く忙しかった。
「大丈夫~?」などと声をかけてくれた、当時一緒に働いていた僕にとても優しかった年上のお姉さん(といっても、一歳か二歳くらい上)の顔は、今でも覚えている。

このバイトにはバスで通っていて、アパートに帰るのは大抵夜中の11時頃だったのですが、乗車中に「何かこのバス、いつも臭いなぁ~」、と思っていたら、自分の臭いだったのに気づいた。
特に、仕事中に履いていた長靴を脱いだ後の足の臭さといったら・・・
一回だけ、隣に座ったお兄ちゃんが、何も言わずにスーっと席を替わった事があったけど、あれはたぶん、僕の臭いに我慢できなかったんだろう。
だから、バスの中ではいつも身を小さくして乗っていた。

そんなこんなで、その回転寿司で4ヶ月ほど働いた。
時給はたしか、300円くらいだったと思う。(当時、マックで360円で、それが一番高かった。)
働き始めて小金ができたので、昼休みに校内にある売店でいつも買う、一番安い150円のA型弁当(たしか小さい焼きソバのようなもの)やB型弁当(チャーハンだったかな?)だけでなく、新型弁当と呼ばれる、ほんのちょっとだけデラックスな、ゴハン+少しのおかず付きの弁当が食べられるようになった。
あと、TVCMでずっと気になっていた、エスキモー社の何層にも重なった超高級アイス(といっても、当時で500円くらいです)、ビエネッタを給料日に思い切って買って、姉と二人で分け合って食べたのも、良い思い出。

今振り返ると、凄い貧乏な生活だったんだなー、とか思うけど、当時はまったくそんな事思わなかった。
だって、周りの同級生達もみんなそんな感じだったから、それが普通みたいな。

そのうち、なんとなーく仲の良い同級生が、「僕のスクーター、ちょっと前輪が歪んでるけど、買わないけ?3万円でいいよ!」と話を持ちかけてきたので、即決でコツコツ貯めたバイト代で支払った。
それで、僕の憧れの初代スクーターは、HONDAのLEADになった。
色がシルバーで少し気に入らなかったけど、初めて自分が稼いだお金で買ったバイクなので、大事に大事に乗った。

乗ってすぐ、原チャリってすげー、って思った。
それまでバスでしか移動できなかったから行動範囲が狭かったけど、バイクがあれば何処へでも行きたい時に、すぐに行けちゃうのねん。
それに味を占めて、暇な時は用も無いのに、同じ島出身の同級生が住むアパートに遊びに行ったりしてた。
もしかしたら、嫌がられていたかもしれない。

そんな僕のLEAD君ですが、生まれ島の同窓会で某公園で集まった際、僕の不注意で転倒事故を起こし、前輪の歪みがさらにひどくなり、運転中は前輪が常に左側に引っ張られる形になり、いつも力を込めて反対側にハンドルを引っ張りながら運転するという、今なら絶対できない状況に陥ったわけです。

それを聞きつけた、僕の初恋の高校の同級生Y君、「ねえ君、夏休み中は島に帰るって言ってたよね?じゃあ、その間、そのバイク僕に貸してくんない?その代わり、うちの兄貴がエンジニアだから、その前輪の歪み直してあげるから!」みたいな事を話しかけてきたので、即OK!!
これで彼と近づけるんなら、夏休みの間に貸すくらいなんともないわー、と思ったんだけど。

いざ、夏休みが終わって秋学期が始まっても、「前輪の歪み、まだ直している途中だから・・・」とか言って、なかなか返してくんない。
でも、それは嘘だという事がわかった。
ある日学校帰りに歩いて帰宅していたら、川向かいの道を僕のバイクにそいつと友達が二人乗りしていたのを見つけたので、大声で叫んだら、そいつに満面の笑みで軽~く手を振られたので、そこで頭にきた。

翌日、学校に行ってさっそく彼の所に行き激しく文句を言ったら、まさか僕がこんな風に怒る人だとは思わなかったらしく少しビックリしていたけれど、すぐに謝って、バイクを返してくれる事を約束した。
でも、そいつの兄が前輪を直すのにかかった部品代を、2千円支払わなければいけなかったのは、少し釈然としなかったけど。

でも、そのせいでなのかしらないけれど、彼との距離はその後急に縮んで、当時一人暮らしだった僕のアパートに遊びに来てくれたり、買ったばかりの彼の車で埠頭までドライブに行って、急逆スピンとか見せてくれたりしてた。
あの時は、物凄く幸せだったなぁ・・・
その想い出は、たとえ本人が覚えていなくても、僕にとってはプライスレス。

まあ、そんな感じで無事に帰ってきたLEAD君は快調で、しばらく僕の足になって活躍してくれたけれど、ある日突然、止めてあったアパートの前から盗まれた!!
超ボーゼンとなったけど、警察署に行って報告。
結局見つからなかった。

その後は、またバイクを買うためにバス&徒歩による、居酒屋でのアルバイトの日々。
バイト帰りは、夜中1時とか2時頃に、徒歩で一時間くらいかけて家に帰ったりしてた。
数ヵ月後に購入したのは、中古のYAMAHAのJOGか、たぶんTRY。
このへんはよく覚えてないんだけど、ファンキーなフォルムと斬新な青のカラーで、とても気に入っていたっけ。
その原チャリは、僕が沖縄を離れるまで僕の足になってくれて、とっても楽しい時間を過ごさせてくれました。

2010年7月25日日曜日

ジェイキーのフィギュアが大安売り



今日久しぶりにTargetに行ったら、僕の王子様ジェイキー(ジェイク・ギレンホール)が主演した「Prince of Persia」のフィギュアが大安売りしてた。
あのMcFARLANE社の製品なのに、破格値の$2.48って、どういう事?
日本円で250円にもみたないっす。

映画がそんなにヒットしなかったから、在庫がたくさんあるのかなー?かわいそうなジェイキー君・・・、と思いつつ、買ってしまいました。
でも、家に帰ってよくよく見ると、顔似てねー。
ていうか、アメリカの映画とタイアップしたフィギュアって、顔あんまり似てないよねー?
少し前、あんまり似過ぎて作ると肖像権にひっかかるから、わざと似ないように作っている、とかなんとかいう記事を読んだけど、せちがらい世界だわね、ほんと。

ここのクリエイター達に、日本の海洋堂のあの2次元を3次元にする、細かい神業的な再現力を見せたら、ビックラこくんでないか?

2010年7月23日金曜日

SALT



アンジー主演のスパイ・アクション映画。
無実の罪を被せられそうになった、CIAの女性捜査官(?)が、身の潔白と拉致された旦那を探すために翻弄する・・・、と思いきや・・・・

今回のアンジー超気合入ってまして、ガシュガシュと大腕を振りながらの陸上走りはもちろんの事、ヤマカシのような空中系アクションまで披露。
息つく暇もないスピーディな展開で、屈強な男達もバッタバッタとなぎ倒し、まるで「女性版ジェイソン・ボーン」という感じ。
あんた、そんな細い身体でいったい・・・? という疑問は置いといて。

おお、これはもしかしたら、シリーズ化するかもしれない傑作かも、と思ってましたよ、アンジーがアメリカ合衆国大統領に近づくために、ある事をしたシーンを見るまでは。
これには劇場内にいた観客も、さすがに「な、なんですとーーー!!?」みたいな声を上げていました。
僕も、まさかこんな禁じ手を使ってくるとは思わなかったので、ビックラこきましたです。

なんだかんだ言いましたが、キビキビ動きながら、冷たい表情を浮かべるアンジーはかっこいいので、シリーズ化されたら、また見に行きます。

2010年7月22日木曜日

白菜と塩昆布



ちょっと写真の見た目がアレですけど、猛暑が続く中、コロラド滞在中にお世話になったRさんに教えてもらった、白菜と塩昆布を使ったサラダを作ってみました。

千切りにした白菜と塩昆布(これはもとから切られているか?)に、おろしニンニク、ポン酢、そしてマヨネーズを合えるだけというシンプルかつ、ウマーな一品。
一見、「え?」という組み合わせだけど、意外なおいしさで、我が家の定番になること間違い無し。

今日は、これに冷奴とお味噌汁&ご飯という、超日本的でヘルシーな夕食でした。

たくさん作ったので余ったのですが、夜中に、これに余っていたキュウリの細切りしたのや薄切りした豆腐なんかを混ぜて食したら、さらにウマー!!!!

これはオススメですぞ!!!

2010年7月16日金曜日

INCEPTION



レオ様、というか僕的にはケン・ワタナビー様の映画。

眼を見張るような映像に、重厚な音楽、奇抜なアイデアと脇にいたるまで芸達者な役者たちを揃え、とてもおもしろ~い・・・、んだけど、同時にとても分かりづらい~~~~~!!!
大体、他人の夢の中に入り込むって時点で、「へ?どうやって?」と思うんだけど、前半はカクカクシカジカで・・・みたいな説明調の台詞が多く、僕の英語力では理解できない部分が多々。

なんとかわかった事は、夢盗み仕事人は一人ではなくチーム体制で、それぞれいろんな役割があって、ターゲットの夢の中に入り込んだ後、さらにそこで二重三重に夢の中にも入り込める。
夢のレベルによって時間の進み方が違う。
進入した夢の中で正気を失わないために、何かひとつ、小さなアイテムを用意すると良い。
現実世界の風景を夢の中に再現するのは、ターゲットが気づいてしまうからご法度。
あと、進入した夢の中で死んじゃったら、大変だよー!!

ていう事くらいかな?(たぶん、コレはネタバレにはならないと思うので、書きました)

でもこの映画、場面が現在から夢のシーンへ、さらにその夢の中の夢のシーンとか、さらに、その夢の中の夢の中の夢の中のシーンとか、何の説明も無しに何度も何度も切り替わっていくので、一体今自分はどこにいるのだろう?と、見ているうちに混乱してきます。
鑑賞中はずっと集中しなければいけなかったので、見終わった後はグッタリ。

はたして、こんな難解な映画、アメリカ人に受けるのだろうか?と思ったのですが、TVなどで見るレビューではやはり、「おもしろいんだけど、超難解。わかりづらい。」という声がほとんど。

それでもこの映画、映画館で観る価値絶対アリなんですけど、ラストシーンはどう解釈したものか・・・
僕が思っているエンディングなのか、それとも別の意味があるのか、見終わった後モヤモヤ感が残るので、覚悟して見に行ってね。

2010年7月13日火曜日

The Last Airbender



近年稀に見る駄作。
アクションシーンやバトルシーンは超スローで迫力に欠けるし、キャラの性格も掘り下げてないので、感情移入がまったくできない。
ていうか、ストーリーも登場人物も皆、眉間に皺をかけてる感じで暗いのよねー。
ハッキリ言って、明るさがない。
こういうアクション系の映画って、笑えるシーンと緊迫するシーンとかがあって、緩急つけてこそ面白みが増すのだと思うんだけれど、終始真面目ーなシーンばっかりで、メリハリがなかった、ような気がする。

それにこれ、確か3Dよね?
なのに、映像はまるで普通の2D映画を見てるかのような、奥行きの無さ。 この3D用メガネと、それに支払った値段の意味は一体・・・?

でも、水の国(でいいのか?)のお兄ちゃん役は、ハリウッドでは久々のギョロメ系正統派男前で、スクリーンに映るたびにずっと釘づけでした。
この子は将来伸びる!と思う。(こんな事ばっかり言ってるような気がしないでもないけど・・・)

一緒に行ったSちゃんに、「映画はアレだったけど、原作のアニメは凄く面白いよー」と教えてもらったので、NETFLIXで昨日から見始めたのですが・・・

面白くて止まらない。
暇にまかせて、たったの一日で、第一章の13エピソードまで観てしまいましたよ。

映画と違ってスピード感があるし、キャラも軽快で物凄く笑える。
それにこれ、アメリカ人が作ったアジアを題材にしたアニメなんだけど、「ほんとー?」っていうくらい、キャラの表情や動きが日本のアニメ風で全然違和感無し。
スタッフや声優にたくさんのアジア系アメリカ人を使ったりと、アジア圏の国の文化公証とかもちゃんとしているらしく、物凄く良くできているアニメです。

これは熱狂的ファンがいるのもわかるわ、と同時に、この実写版の映画に対してブーイングする人が多いのも納得。
だって、この映画の中では、原作にあるユーモアとか、楽観的な所とかがまったく反映されてなかったんだもの。

第2話からは、違う監督を採用する事を、強く願いますです。

2010年7月12日月曜日

コロラドでゲットしたもの

今回のコロラド行きの旅、宿泊費及びガソリン代はカードで支払って、それ以外に現金で$300持って行ったのですが、コロラド到着数日後にはあとかたもなく消えさり、追加で$100を銀行から下ろす羽目になったのですが、一体何に使ったのかまったく記憶にない。
まあ、毎晩のように12缶入りの箱ビールを飲み干していたのが原因だといえば、原因なのかもしれないけれど。

そんで、もうコレ以上は使っちゃいけないべ、と思って帰り道は節約したりしてたのですが、帰路最終日にランチに入ったKFCにて禁断のブッフェ(食べ放題)を発見!
でも手持ちはポッケに入っている6ドルちょっとで、ブッフェ料金には足りない・・・
迷ったあげく、デビット・カードで支払って食べちゃいました($8ちょっとだったと思う)、ケンタのブッフェ。
前々からやってみたかったのよねー、ドラムだけの一気食いと、てんこ盛りのマッシュド・ポテトを吐くほど食すのを。
あ、でも、アイスクリームやカスタードプリンなどのデザートも、砂糖がたくさん入っていて大変おいしゅうございましたよ。

その後も、スタバでアイスコーヒーを買ったり、マックにて休憩したりして、オハイオの家に着く頃には、所持金はポッケにある小銭だけの78¢に。
日本だと所持金100円以下とかになるとビビリますが、ここアメリカじゃ全然平気ー。
だって、何かあればカードで支払えばいいんだもんねー。

ていうか、お金って、貯めるのは大変なのに、使うときは霧のようにあっという間に消え去るものなのね・・・

さて、コロラドに滞在中は、何もお酒とファストフードだけにお金を使っていたわけでは無いですぞ。
趣味のスリフト・ショップとアンティーク・ショップ巡りをたくさんして、結構なレア商品もゲットしてきました。
といっても、ほとんどが二束三文の値段だったけど。
そこで、僕がコロラドでゲットした品々を公開。
つっても、興味の無い人には「なんじゃこれ?」みたいなシロモノですけどー。

ファイヤーキングの9 ozマグ。
マグ全体に、デパートメントSEARSの1906年版カタログがプリントされており、こんなの専門書にも載っておらず初めて見たから、見つけたときは思わず小躍りした。
ARCにて$1.99で購入。


ファイヤーキングの、バットマン&ロビン君のプリントマグ。
これ、1960年代のお品だそうですが、かなり良い状態でお値段もそれなりだったのですが、奮発しちゃいました。

こちらのRoosterも、1960年代のファイヤーキング製。
ヒビや欠けは無いものの、内側が長年使用したスプーンによるものと思われる、細かいスクラッチがたくさんあってザラザラする。
でも、このマグは実用じゃなくてコレクション用なので、コレでいいのだ。
アンティークショップにて$4で購入。

コロラドの地方の銀行のアド・マグで、もちろん、ファイヤーキング製。
プリントもしっかりくっきり残っており、ほとんど使われた形跡のないものすごく良い状態の一品。
ARCにて99¢で購入。

ムムム、これは・・・・・
コレとまったく同じ色とデザインで、ファイヤーキングのスタッキング・マグがあるのですが、それはかなりレアで、日本では数万円で取引されているとか。
でも、この形はファイヤーキングのものではなさそうだし、ボトムに刻印も無い・・・
たぶん、クライアントが違う会社にお願いして作ってもらったのかもしれません。
昔ウェブショップを始めた頃、これのファイヤーキング版をどれほどの価値があるかわからず、激安でカリフォーニャ在住の日本人に売ってしまい、後で分かってハンケチを噛んで悔しがった事があります。
これもARCにて99¢。

最近ハマっている「The Simpsons」のフィギュア。
足の裏に、なんだかわからないICチップのようなものが埋められているのですが、なんでしょ、これ?
でも、肝心の僕の大好きなキャラ、Bart君がミッシング!
なんかもう、Bart君を見つけるまで気になって気になって、なんだか寝つきが悪くなりそうな予感です。(←大げさです)
こちらも、ARCにてビニール袋に入っていて$2.99でした。

すげえわー、コロラド。
たった5日間の滞在中に、上記以外にもTシャツとか、たくさん買うものあったもんねー。
思い切り購買意欲をそそる(といっても、数ドル単位の物品だけですけど)土地でしたわ。

2010年7月7日水曜日

帰路3日目&ゲートウェイ・アーチ

帰路2日目に、そんなに遠くまで行かなかったのには理由があります。
それは、これまで何回かミズーリ州を通り過ぎる度に横目で眺めていた、セントルイス市にあるゲートウェイ・アーチに登りたかったから。
見るたびに、「うわ、なんか迫力あるなぁー、できるなら中に入りたい・・・」と思っていたので、この機会にとばかりに、セントルイス市のちょっと手前で宿をとった訳です。

「明日はとうとうあのタワーに登れるんだ」と思うと、遠足の前日の小学生のようにウキウキ気分で なかなか寝付けなかったのに、当日は早めに起床。
東海岸を襲った熱波の余波か、朝からムワっとくる暑さにまいりながらも、いざセントルイス市へ!

テキトーにフリーウェイを降り、タワー目指して走って近くの駐車場に車を止めて、公園内をテクテク歩いていくと、着きましたよ、アーチの根元へ!!
でも、あ、あれ?何だかコレで自立しているのが不思議なくらい、思っていたより華奢で頼りないような・・・?

さっそく、地下にある施設に入ろうとすると、そこは長蛇の列。
どうも、中に入るのに空港並みのセキュリティー検査があるようです。
炎天下の中待つこと約15分、やっと中に入ると意外とひろびろー。
施設内には、西部開拓時代の博物館や、歴史物の映画を見せてくれるシアターが2つあり、たくさんの人で賑わっていました。

無料の博物館をサラーっと見渡した後は、いよいよタワーの頂上へ登るトラムへ。
受付で$10を支払い自分の番を待ってたのですが、このトラム、実は小さな5人乗りのカプセルのようなものが8個連結されていて、ガシャコンガシャコンと上に引き上げていくタイプのもの。
で、これがまず、狭いのなんのって。
椅子なんてお好み焼き程度の大きさしかなくて、しかも球体なので上半身をかがめないと頭がぶつかる。
これ、身体が大きなアメリカ人にとって、拷問のようなもんじゃ?と思った次第です。

んで、5人乗りなので、一人の僕は4人家族のいるカプセルに振り分けられたのですが、まぁー、それの気まずい事、気まずい事。
せっかく家族水入らずで・・・、と楽しみにしてた所に、謎の東洋人のオッサンが現れたものだから、超ガッカリした様子がわかって、こっちもすんませーん、って感じ。
しかも最近加齢臭が気になる年頃なので、本当に身を小さくしてなるべく存在感消すようにしてました。

頂上までは約4分間かかるのですが、この間カプセルの小さな窓から見えるのは、外の景色では無く、内部の非常階段だけという、これ、意味あんの?みたいな・・・
頂上に着いたら着いたで、そこには幅約2メートル、長さ約15メートルあるかないかの太鼓橋のような場所に、大勢の人がひしめきあって、小さな窓から写真を撮っているという風景が。




ま、まさかコレだけ・・・?
ていうか、小さな窓から見える風景は、東京の高層ビルから見るのと大差無いし、あたしゃコレのために駐車場代$6と、チケット大$10を払ったのか・・・、と思うと悔しくて、そこでドンドンとジャンプして床を揺らしたくなったけど、強風のせいかすでに微妙に揺れていて、高所恐怖症の僕は3分も待たずにすぐに帰りのトラムに乗り込みました。

超ガッカリ・・・

地下施設に入るのを待っている間、中から出てきた人々の顔がドンヨリしてたのは、このせいだったのか・・・
ハッキリ言ってこのタワー、中に入る価値ありませんぞ。
外から眺めるだけで十分。

結局、この日はその後約654km走って、途中でフリーウェイが閉鎖されて訳わかんない道をグルグル廻って遅くなったりして、夜中の10時頃にやっとの事で自宅に到着。

ドロドロに疲れて、着いた頃には眼の下にドス黒いクマができてましたよ。

2010年7月6日火曜日

帰路2日目

2日目は、途中でスタバが見つからずコーヒー無しで走っていたら、急に眠気が襲ってきたのでREST AREAで仮眠を取ったり、フリーウェイ沿いにあるアンティークショップに立ち寄るなどしたので、走行距離は約585kmと少なめ。
ミズーリ州のWarrentonという小さな町のモーテルに宿をとりました。

このモーテル、インド人が経営しており宿泊料金はケーブルTV、無料Wi-Fiサービスが付いているのに、通常のモーテルの約1/2のお値段で$32と激安。
チェックイン後、昔ながらのタグ付き鍵をもらい、いったいどんな部屋だろうと恐る恐るドアを開けると同時に、ムワッ~っとした安っぽい芳香剤の臭いが押し寄せて来た。
でも、グルっと見回すと以外に清潔で、しかも電子レンジと冷蔵庫があって広い。
ただ、ゲスト用の案内表やTVのチャンネル表、コーヒーや石鹸、シャンプーなど無駄なものは一切置いていない。
なるほど、これが安さの秘密なのね。

一息ついた後、近くには何も無い所なので車でビールを買いに行くため部屋を出ようとしたら、鍵、かからないんですけどぉ~?
よくよく見ると、ドアの柱にある鍵がひっかる穴部分(っていうの?なんか表現の仕方が良くわからない)に、ティッシュが詰め込んである。
「うわ~、どうしよう。鍵かからないなんてシャレになんないよねー。部屋変えてもらおうかしら?」としばらく悩んだけど、「そうだ、最初に鍵をかけた状態でドアを閉めれば、ロックされるんじゃね?」と、ハタとひらめいた。

思ったとおり、内側のノブに付いているつまみをクルっと回し、力を込めてドアを閉めたら、ちゃんとロックされました。
ちなみに僕の泊まった部屋、トイレも少し壊れているらしく、常にチョロチョロチョロチョロと、水が流れっぱなし。

日本だったら、お客様のためにすぐに修理するんだろうけれど、長年アメリカに住んでいると、こういう事平気になっちゃった。
たぶん、直すのが面倒くさいんだよね、きっと。

このモーテル、こんなに激安なのにインドア・プールとかあって、家族連れがキャッキャいいながら遊んでたんだけど、その水、いったいいつからの・・・?と思うと、怖くて入れませんでした。

2010年7月5日月曜日

帰路1日目

5日間楽しく過ごしたコロラドとも、今日でお別れ。
来た時とは真逆に、ロッキー山脈を背にして東に向かいます。
バックミラーに写る、次第に小さくなっていく山を見ながら、「待っていておくれ、僕のロッキーちゃん。いつか帰ってくるからね」と、気持ち悪くつぶやく自分。
帰り道は東へ向かうので、朝以外は運転中も直射日光が当たらず(左ハンドルなので)、だいぶ楽。

ところで、今年で17歳の僕の愛車、赤いカローラちゃんは70マイル(112km)以上出すと、車体が軽いせいかガタガタいいだします。
んで、いつものようにギリギリの速度で走っていたら、ピューンと追い越していった軽トラックが。
でも、その荷台を見てびっくり。
なんとそこには、中型犬が右へ行ったり左へ行ったりと、落ち着かない様子でウロチョロウロチョロ。
その軽トラ、軽く見積もっても130kmは出していたので、「これ、落ちたらヤヴァイんじゃぁ・・・」と、気になってしょうがなかったです。

コロラドからカンザスに入ってすぐに小さな陸橋があり、実はそこはタイムゾーンが切り替わる地点で、「ここをすぎると、セントラルタイムゾーンですよーと」いう標識があるのですが、運転しながら携帯で時間をチェックしたら、カチャっと切り替わった!
すげー、一体どんなデムパを流しているのだろう?と、感動したり。

帰り道というのは結構余裕があるもので、本日の走行距離はたったの約650km。
カンザス州の小さなSalinaという街のモーテルに宿泊しました。

チェックインを済ませ、カードキーを受け取り、車から荷物を降ろしてモーテルの中に入ろうと裏口でもある駐車場側のドアを開けようと鍵を差し込むも反応無し。
「ああ、壊れているのね」と思って、グルっと廻って鍵のない正面玄関から入った訳ですが、実は僕の後にも子供3人連れの白人の家族が歩いていおり、僕が裏口から入るのを諦めた直後に、そのドアを開けようとしてるのはわかっていた。

んで、2階の自分部屋に入ろうと階段の所に行ったら、そこがその駐車場からの裏口ドアの近くで、僕の後に歩いていた家族が、外でなんだか「は、入れないよー」みたいな感じでもめている。
ていうか、普通のモーテルなら正面玄関があるのくらい、誰でも知ってるはずだけど?と思いながらも、僕が内側から開けてあげたのですが・・・

あたし荷物たくさん持ってるのに、わざわざ歩いてそのドアを開けてあげたのにもかかわらず、「サンキュー」の一言も無いって、どういう事なのさ?
なんかもう、「開けてもらって当然!てか、あんた遅いのよねー!」みたいな顔で、すれちがいざま睨まれたわ。
それも、ブスっとして不機嫌そうな不細工なデヴのティーンエイジャーの女の子に。
肝心の親も、自分達のおしゃべりに夢中だったみたいだし。

もしかしてあたしの事、不法移民のそのモーテルの従業員だと思ったのかもしれないけれど、それでも普通サンキューくらい言うわよねー?

まあ、ほんの数十メートル歩けば正面玄関がある事すらわからない、もしくは誰かがこのドアを開けてくるまで待つつもりだった親に育てられたら、そんなかわいげのない子供が育つのね、ああ、かわいそうに、と思うしか、このモヤモヤ感のはけ口を見つけられない僕なのでした。

2010年7月4日日曜日

コロラド最高!

そんな訳で、6月30日の正午に僕の古巣コロラド・スプリングス到着したのですが、次第に近づいてくるロッキー山脈を見ながら、「ああ、帰ってきたんだなぁー」と実感。
標高が高いせいで、僕の愛車の赤いカローラちゃんが、ちょっとした坂道になると途端に馬力がなくなり、どんなにアクセルを踏んでも最大25マイル(40km)しか出なく、後続車に迷惑をかけるのもなんだか懐かしい。

久しぶりにあった友人達も皆かわらず元気で、ついこないだまで一緒に遊んでた感じがして不思議ー。
滞在中は一緒にランチをしたり、夜遊びをしたり、おいしい飲茶を食べにいったり、映画を見に行ったりと、付き合ってくれて本当にありがとう。
ヒデキ(じゃないけれど)感激です!!

特に、こんなのん兵衛のオッサンを気持ち良く家に宿泊させていただいたRさん、感謝です。
快適な部屋を与えてくれただけでなく、毎晩おいしいご飯までいただいて、本当にありがとうございます。
滞在中、Rさん夫婦の仲睦まじい様子を見て、「ああ、これじゃいかん、やっぱ僕もダーリンJに対して、仏頂面だけでなくもう少しかわいい面も見せなければ」と、反省した次第です。

コロラド滞在中は特別な事はせず、主に以前住んでいた時のように、Thrift Shopやアンティーク・ショップなどを巡ったのですが、これが楽しい!
何しろ、今僕が住んでいるオハイオのThrift shopと違って、買うものがある!!!
この数日の滞在で、Tシャツ10枚くらい買っちゃった!
他にも、超レアな良い状態のファイヤーキングのマグとかも(オハイオ帰ったら写真うPするかも)。

あとはアレですね。
コロラド人は見た目が健康的だなぁー、と思いました。
何しろ、オハイオ人に比べてデヴが少ない。
なんかもう、「毎日オーガニックの食材を食べて、ジョギングしてるんです!」みたいな人が多い・・・ような気がする。
なんとなく、動きもキビキビしてるように見えるし。
街中で見るティーンエイジャー達もハツラツとして、どうしても僕の住んでいる街のドンヨリとしたソレと比べてしまうのよねー。

滞在中は行く先々で、夏休み中の子供達を連れてるお父さんを見かけましたが、物凄く萌えました!!!

なんか、コロラドって、男前でシュっと筋肉質でいい身体したお父さんが多いのね・・・・
やだ、やっぱり戻ってくるべきかしら、コロラド・・・?