2010年7月5日月曜日

帰路1日目

5日間楽しく過ごしたコロラドとも、今日でお別れ。
来た時とは真逆に、ロッキー山脈を背にして東に向かいます。
バックミラーに写る、次第に小さくなっていく山を見ながら、「待っていておくれ、僕のロッキーちゃん。いつか帰ってくるからね」と、気持ち悪くつぶやく自分。
帰り道は東へ向かうので、朝以外は運転中も直射日光が当たらず(左ハンドルなので)、だいぶ楽。

ところで、今年で17歳の僕の愛車、赤いカローラちゃんは70マイル(112km)以上出すと、車体が軽いせいかガタガタいいだします。
んで、いつものようにギリギリの速度で走っていたら、ピューンと追い越していった軽トラックが。
でも、その荷台を見てびっくり。
なんとそこには、中型犬が右へ行ったり左へ行ったりと、落ち着かない様子でウロチョロウロチョロ。
その軽トラ、軽く見積もっても130kmは出していたので、「これ、落ちたらヤヴァイんじゃぁ・・・」と、気になってしょうがなかったです。

コロラドからカンザスに入ってすぐに小さな陸橋があり、実はそこはタイムゾーンが切り替わる地点で、「ここをすぎると、セントラルタイムゾーンですよーと」いう標識があるのですが、運転しながら携帯で時間をチェックしたら、カチャっと切り替わった!
すげー、一体どんなデムパを流しているのだろう?と、感動したり。

帰り道というのは結構余裕があるもので、本日の走行距離はたったの約650km。
カンザス州の小さなSalinaという街のモーテルに宿泊しました。

チェックインを済ませ、カードキーを受け取り、車から荷物を降ろしてモーテルの中に入ろうと裏口でもある駐車場側のドアを開けようと鍵を差し込むも反応無し。
「ああ、壊れているのね」と思って、グルっと廻って鍵のない正面玄関から入った訳ですが、実は僕の後にも子供3人連れの白人の家族が歩いていおり、僕が裏口から入るのを諦めた直後に、そのドアを開けようとしてるのはわかっていた。

んで、2階の自分部屋に入ろうと階段の所に行ったら、そこがその駐車場からの裏口ドアの近くで、僕の後に歩いていた家族が、外でなんだか「は、入れないよー」みたいな感じでもめている。
ていうか、普通のモーテルなら正面玄関があるのくらい、誰でも知ってるはずだけど?と思いながらも、僕が内側から開けてあげたのですが・・・

あたし荷物たくさん持ってるのに、わざわざ歩いてそのドアを開けてあげたのにもかかわらず、「サンキュー」の一言も無いって、どういう事なのさ?
なんかもう、「開けてもらって当然!てか、あんた遅いのよねー!」みたいな顔で、すれちがいざま睨まれたわ。
それも、ブスっとして不機嫌そうな不細工なデヴのティーンエイジャーの女の子に。
肝心の親も、自分達のおしゃべりに夢中だったみたいだし。

もしかしてあたしの事、不法移民のそのモーテルの従業員だと思ったのかもしれないけれど、それでも普通サンキューくらい言うわよねー?

まあ、ほんの数十メートル歩けば正面玄関がある事すらわからない、もしくは誰かがこのドアを開けてくるまで待つつもりだった親に育てられたら、そんなかわいげのない子供が育つのね、ああ、かわいそうに、と思うしか、このモヤモヤ感のはけ口を見つけられない僕なのでした。

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