2010年7月13日火曜日

The Last Airbender



近年稀に見る駄作。
アクションシーンやバトルシーンは超スローで迫力に欠けるし、キャラの性格も掘り下げてないので、感情移入がまったくできない。
ていうか、ストーリーも登場人物も皆、眉間に皺をかけてる感じで暗いのよねー。
ハッキリ言って、明るさがない。
こういうアクション系の映画って、笑えるシーンと緊迫するシーンとかがあって、緩急つけてこそ面白みが増すのだと思うんだけれど、終始真面目ーなシーンばっかりで、メリハリがなかった、ような気がする。

それにこれ、確か3Dよね?
なのに、映像はまるで普通の2D映画を見てるかのような、奥行きの無さ。 この3D用メガネと、それに支払った値段の意味は一体・・・?

でも、水の国(でいいのか?)のお兄ちゃん役は、ハリウッドでは久々のギョロメ系正統派男前で、スクリーンに映るたびにずっと釘づけでした。
この子は将来伸びる!と思う。(こんな事ばっかり言ってるような気がしないでもないけど・・・)

一緒に行ったSちゃんに、「映画はアレだったけど、原作のアニメは凄く面白いよー」と教えてもらったので、NETFLIXで昨日から見始めたのですが・・・

面白くて止まらない。
暇にまかせて、たったの一日で、第一章の13エピソードまで観てしまいましたよ。

映画と違ってスピード感があるし、キャラも軽快で物凄く笑える。
それにこれ、アメリカ人が作ったアジアを題材にしたアニメなんだけど、「ほんとー?」っていうくらい、キャラの表情や動きが日本のアニメ風で全然違和感無し。
スタッフや声優にたくさんのアジア系アメリカ人を使ったりと、アジア圏の国の文化公証とかもちゃんとしているらしく、物凄く良くできているアニメです。

これは熱狂的ファンがいるのもわかるわ、と同時に、この実写版の映画に対してブーイングする人が多いのも納得。
だって、この映画の中では、原作にあるユーモアとか、楽観的な所とかがまったく反映されてなかったんだもの。

第2話からは、違う監督を採用する事を、強く願いますです。

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