2010年5月15日土曜日

Robin Hood

ラッセル・クロウの最新作、伝説になる前のロビン・フッドの活躍を描いた、「ROBIN HOOD」を観ました。
当初、公開前のキャンペーンでTVのトークショーに出てくるラッシーの、その辺の裏庭で半ズボンでも着てバーベキューをしてそうな、ただのおっさんの様な風情に見る気ナッシングだったのですが、監督があのリドリー・スコットだし、大好きなケイト・ブランシェットも出演してるのでとりあえず。

TVだとアレだけど、映画の中では映像マジックで、ラッシーもきっと素敵に見えるはず・・・、と淡い期待をしていたのですが、スクリーンの上でもモッサリしたおっさん度は変わらず。
じゃがいも顔のラッシーがアップになるたびに、「ああ、今夜の夕食はじゃがいもの煮っ転がしにしようか、それとも肉じゃががいいかなぁ?」と、夕食の献立に思いを馳せる僕。
決して、マッシュド・ポテトやフレンチ・フライなどのバタ臭い料理ではなく、和風なんです。
ラッシーは、醤油とダシの香りが似合う、ハリウッドでも稀有な、和風風味な俳優なんです。

ていうか、かつて、こんなに地味で泥臭いロビン・フッドを演じた俳優があったでしょうか?
何しろ、画面から臭いが漂ってきそうなくらい、いい意味で野性的、悪い意味で小汚いロビンさんなんですから。

そんなロビンさんになぜか惚れてしまう、美しいケイト。
ていうか、この映画では完全にケイトがラッシーを喰っていました。
これはもう、ロビン・フッドの映画というよりも、ケイトの映画。
美しい気品の漂うケイトがスクリーンに写るたびに、「エリザベス」を観ているかのような錯覚すら覚えましたもん。
そんなケイトも、ラストのハイライトシーンでは逆ギレしたのか、まさかの無茶ぶり。
「いくらなんでも、それは・・・?」と、キツネにつままれた表情で、( ゚д゚)ポカーンと画面を見つめるしかない僕なのでした。

あとこの映画、女性がケイト以外ほぼ出演しておらず、あとは平均年齢45~60歳とおぼしき小汚いオッサン(ウィリアム・ハート以外)ばっかりで、自分と同じ加齢臭が漂ってきそうな雰囲気します。。
しかも、じゃがいも顔のラッシーに配慮をしたのか、ハンサム系は揃えていないので「300」や「タイタンの戦い」みたいな、美形戦士を想像していくと、痛い目に合うので要注意。

これはこれで、色んなジャンルの方に需要がありそうですけど・・・

2 件のコメント:

abechi さんのコメント...

わかる~~~~なぜかラッセル・クロウが和風って!!!
言葉で説明は難しいんだけどね。

これにウィリアム・ハートが出てるの知らなかった(喜)

Tumbleweed さんのコメント...

>abechiちゃん
ラッシー、ふんどしとかも似合いそうじゃね?
日本海の荒波をバックに。