2007年12月19日水曜日

Second Life

本日、ようやく今学期の成績が発表されますた。
自分的には結構よく出来たよね、というクラスがB+だったり、もうこの際、パスできるだけで十分!と思っていたクラスが、意外なほどいい成績だったりと、ちょっぴり波乱万丈、女の細腕太閤記みたいな気分。
よく分かりませんが。

結果はAが4つで、B+がひとつ。
そうなんです、僕は英語は喋れないけれど(大汗)、なぜか成績だけはいいんです。
たぶん、授業中あまりにも喋れ無すぎて、冷や汗かきながら緑色になっているもんで、教授が気の毒になり、ちょっぴり+αくれてると思うんですが・・・ 
ありがとう、教授。 そんな大雑把なアメリカが大好きだよ。本当に。
でも、与えられた課題は、全力尽くして死にそうになりながらやってますよ、もちろん。

今回、「Interactive Media & Interface」という、お気に入りのちょっとハンサム(死語?)な教授のクラスを受けたのですが、これがもう課題が多くて多くて・・・地獄のような日々を過ごしました。
だって、一学期内に、自分で調べたInteractive Media or Interface の課題についてのプレゼンテーションを5回もやらなきゃいけなかったんですYo!
なんじゃこりゃ、パブリック・スピーキングのクラスかと、思わずちゃぶ台ひっくり返す所でしたよ。
ていうか、アメリカの大学のクラス、プレゼン多すぎ・・・・
でもまあ、なんとかかんとか、かなりヤケになりながらこなしますた。

最後のTerm Paperの課題は、今、日本でも注目されている、「仮想現実世界、Second Lifeの社会におけるインパクト」。
話には聞いていましたが、まず、Second Lifeの実態を知る事が先だと、会員登録して調べ始めたのですが、思っていた以上におもしろいというか、結構いろんな分野で使われている事にビックリ。

Second Lifeって、個人レベルじゃなくって、今や企業や行政、教育機関まで関わってきているのですねん。
例えば、TOYOTAやHONDAなど、Second Life内にディーラーショップを持ち、Second Life内のレジデント(住民)に無料で最新モデル車の試乗などを提供しています。 その他の数え切れない大きな会社、例えば、Microsoft、Apple、SONY、IBM、などがSecond Life内にショップを持ち、自社の製品の広告やプロモーションなどを行なっています。

行政面では、スウェーデンやモルジブなどが、Second Life内に大使館を設置、自国のピーアールに勤めています。また、アメリカのほとんどの有名大学、ハーバードやエール大などが、Second Lifeを通じての授業を試みているのも驚き。大学側がSecond Life内の土地を購入し、そこを教室のように改築。 先生と生徒は、そのサイバースペース内でコミュニケーションするという、まるで昔見た未来の学校のような事が、現実に行なわれています。

あと、リサーチしている中で最も印象に残ったのは、Second Lifeが、 身体的に障害のある人々の希望の種になっている事。
オンラインゲームと違い、Second Lifeでは個人、またはグループ同士のコミュニケーションが可能です。 自分自身のアバターを使い、どこへでも行き、誰とでも会話でき、仲間と交流を深める事ができます。 現実世界では車椅子の人も、Second Life内では、思い切り走り回り、ジャンプし、時には空を飛んだりする事もできます。 また、障害のある人にビジネスチャンスを与えていると言う点でも、Second Lifeは素晴らしいシステムだと思いました。 Second Lifeの世界では、ユーザーが思いつく限りの全ての物を創造し、それを売り買いできます。 例えば、アバターのパーツや服、靴などのファッション・アイテム、大きなものでは建物やランドスケープなど。 それにより、現実世界のお金をゲットできるんですねー。 それは重度の障害者にも、キーボードやマウスが操作できればビジネスチャンスを与えてくれるという、素晴らしいシステムで。 また最近、日本の慶応大学が、脳波だけでSecond Life内のアバターを一部的に操作する事に成功したみたいです。 これが本格的実用になれば、指一本動かせない全身麻痺の患者などに、他者とのコミュニケーション、又は仮想とはいえ、社会への参加を実現させる強力な手段となるだろう、と期待されています。

最初はほとんど興味ないというか、思いつきで決めた課題だったのですが、調べれば調べるほど、興味湧いてきました。
下の映像は、プレゼンテーションのデモ用に、自分のアバターを動かしたのをPC上で録画したものです。
ベンツのディーラーで、最新モデルを試乗した所ですが、僕に似てないのはご愛嬌。 だって、東洋人の顔のパーツがないんだもの。 鼻とかもっと低く、丸くしたかったんだけんどね。
 

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

セカンドライフのこと、ワタシも全然興味がなくって、旦那から
『セカンドライフの中で土地の売買に~ドルも使った人がいるんだってよ~』
とか、そういうゴシップ的なネタばかりを耳に入れられ、そういう、なんというか馬鹿げたゲームめいたもの、というイメージしかありませんでした。
こんな風に利用されてるとは、びっくりです。
興味出てきましたが、あまりにヒマな毎日、これに手を出せばまったく動かずに百貫デブまっしぐらな感じがするのでやめときます。

それにしてもPOMさん。
A4つにB+がひとつって、すごいね~♪
ワタシも大学行きたいな~

匿名 さんのコメント...

祝☆セメスター終了。
今期もお互いがんばりましたね!成績よかったね。このまま最後まで突っ走ってね!(ってこの表現、なんかちょっと恥ずかしいわね)
CAの大学院に行っている友人がやはり授業がセカンドライフ内であるって言ってたよ。日本でも最近専門雑誌が発売されたらしいよね。盛り上がっていくのかなあ?

Tumbleweed さんのコメント...

>abechiさん
Second Lifeはちょっと微妙で、ハマル人とすぐに飽きてしまう人と、両極端に別れると思うのですよ。何しろ、何をやるかを決めるのは本人ですので。システム自体は、「何も提供しない、けれど、何でも提供できる」がコンセプトみたいで。 でも、「空を飛ぶ」機能はすごく爽快でヤミツキになりますです。

>etsukoさん
そうねー、来学期もこんな風にいけばいいんだけれどー・・・・?
これで順調にいけば、残り一学期で念願の学士号が取れるわ。
なんか今、300以上の大学やクラスでSecond Lifeが使われているらしいわよ。
だから、これからはもっともっと現実社会とリンクしていくんじゃないかしら?